「夢と現」を含む小説

短編集、はじめました。 ファンタジーからホラー、奇妙なお話まで。 読みたいお話から読んでいただければと思います。 皆様が本日も善い日でありますようお祈り申し上げます。

まだ好きだけど、もう一緒にはいられない。 いっそのこと嫌いになれたら、いっそのこと最初から君と出会わなかったなら。 失恋をすると引きずってしまう方も多いようです。 それは女性…

二人の男が電車に乗っていた。一人の男はある昔話を語り始めた。それは出世欲に取り憑かれた一人の男の話だった。

　喫茶店『レーヴ』。 　巨大な店主に、なぜか店主と一緒にいる幼い少女。 　その喫茶店は、忘れられない記憶を抱えた人々が訪れる、不思議なところだった。 　ある日、ひょんなことか…

【驚異の部屋】 ドイツ語で驚異の部屋を示すWunder Kammer《ヴンダーカンマー》は、かつて王侯貴族が、古今東西の珍奇なるモノをコレクション。 ワニの剥製、精巧なオートマタ…

秋の空に広がる赤を濡らすように、細い雨が降る日。 妻、裕子の墓参りに来た私は、帰り際に背広の男と出会う。 その言葉に操られる様に私の世界は歪んでいった。 それは夢か現か……

夢か現かわからない世界を見たんだ。

サーカスの花形スター、催眠術師のエリックには、彼自身も知らない秘密があった。特殊な眼力を宿す瞳「サイケデリック·アイ」に映るのは、夢か現か。 幻想にとり憑かれた男の、愛と狂気の…

青年、笹塚星彦は死にたがりである。 少女、吉良織姫は殺したがりである。 二人が出会ったとき、世界が見るのは夢か、現か。

それは、夢か現か。 何ない休日に訪れた喫茶店で、開いたカバンには見知らぬ本が一冊入っていた。 タイトルは『夢』。 普段ならおかしいと分かるはずなのに、今日の自分はどこか気分が良…

変わり者の友人たちに囲まれながらも平穏な日常を求めていた美津江。ある日降りかかってきたのは「ヒロインになって欲しい」とのお願いだった。

取り残された少年は、消えた少女を忘れられずに、つまらない日々を送っていた。 昔の夢を見た翌日、彼は色覚異常に襲われる。 彼の感覚は、あの日から狂い続けていた。

※物語は全てフィクションです。実在する人物、事件、団体などとは関係ありません。 ※犯罪やマナー違反など、反社会的・反道徳的な内容を含む場合がありますが、それらを助長・教唆する…

まいど、幻灯屋でございます。 摩訶不思議な幻灯機が映し出す、どこかの誰かの思い出話。 夢か現かウツツかユメか。どうかごゆるりとお楽しみくださいませ。

雅やかな文化が花開く平安時代。 そんな中において、天皇に仕え、神々の使いと呼ばれた異端の者達がいた。 その名は『八咫烏』。 雅やかな姿の裏にあるのは、人か神か妖か？

私が息をできるのはこのひと時だけだった。 接近した月、沈む街。 夢か現か今夜も歩く。

　いつもの事さ。 　そう言い聞かせて検査に向かった俺はぼんやりと、待合室でテレビを観ていた。 　流れるのはまだ昼にも遠い午前中らしい、中高年向けののんびりした番組。たまにはこうい…

　何故か『暁が教えてくれたもの。』の外伝をとっくの昔に書いていたにも関わらずカクヨムへ投稿していなかったので、今投稿しています。本編より劇的ではないかと思いますが、自分なりに創作…

俯いて手毬を弄ぶ彼女。 優雅な手つきはまるで蝶と戯れる無邪気な子供。 彼女が顔をあげる時、全てが狂い始める。 もしかしたら、あなたも、まだ狂気の夢に囚われているままかもしれない……