「ぞう」を含む小説

二〇二〇年二月末、柴野俊人（しゅんと）の兄、正人は新型コロナウィルスの流行に伴い、父親の歳蔵（としぞう）が危険だと思い、自分がマイホームを建てた×××県×××市に連れていく。しか…

‪新月の夜に穏やかなテノールが聞こえてくるという噂を聞いて、あなたは森の中にひっそりと佇む小さな劇場へと訪れます──‬ たけぞうさん主催『#無会場文学祭』参加作品。

象の忍者の童話のような詩のような。 ほっこり。

栃木県の超僻地の高校に進学してしまった愛三(まなみ)。電車すらまともに走らない場所で、どうしても原付が欲しくなってしまった。しかし、スーパー○ブなどの値段をみて愕然とする……。そ…

　それは、高校二年の春のこと。 　イベンターの的井武蔵（まといたけぞう）は同じクラスの育田歌恋（いくたかれん）に「デートしてくれませんか？」と告白される。しかし、約束した日はすで…

ひっそりと道ばたに立つおじぞうさまと、うさぎのものがたりです。

戦国時代も末の薩摩と日向。まだ島津が伊東氏と五分の争いを繰り広げていた頃。 舞台は島津の有力支族、北郷氏の居城。 才色兼備の姫君は、ある日出会った姉弟を気に入り、城に迎え入れた。…

おじいさんは、雪を積もらせたお地蔵さまに笠をかぶせてあげた。お地蔵さまはお礼にご馳走を届けてあげたが・・・

隼人団三(はやと・だんぞう) 中学時代は野球部。激嵐学園でも、スポーツ系の部活をしようと考えて中。 密月陽華(みつづき・ひばな) 団三の幼なじみ。誕生日は1日違いのお姉さん。家…

作者個人のサイコパスレベル2くらいの作品となっております。｢死｣がわからない少女の苦しみを、萱草と共に味わってみてください。

「城主を殺せ。さもなくば、妻の命はないと思え」 天下をわけた大合戦が集結し、はるかな時がたった時代。 生活の苦しさから暗殺の仕事に手を付け始めた百姓・萬國 万蔵(まくに ばん…

　とある理由によって命を落とした『無敗の剣聖』と呼ばれし老剣士──氷室龍蔵（ひむろ りゅうぞう）。 　戦国の世に生まれ落ちたはずの龍蔵は、気が付けば絶頂期の青年時代の姿となって…

『視線を感じるの』 そのメッセージを最後に娘のミナからの連絡が途絶えたことで、以蔵（いぞう）は組織の関与を確信する。 昔の感覚を取り戻し、復讐のために動く以蔵。 これは彼の妄言…

はじまりは まっさら それは ときわに おわらない あか あお みどり なにいろにでも なれるいろ どんないろにも なれるいろ それによりそうやさしいきいろ…

これはイジメから幸せになる女子学生の物語です。 登場人物 イジメられる側 　さくらのぞみ　あだなは、のぞみん イジメるグループ 　きさらぎたいが　あだなは、たい 　かれは大すけ…

岩手県の民間伝承「さるじぞう」を現代的な新しい解釈を混じえて表現してみました。

町奉行職を追われた(表向きは大目付に栄転の)遠山景元と、大名の座を追われた内田(うちだ)正容(まさかた)、実はこの二人、その昔、旗本の部屋住(へやずみ)を経験しており、その折、悪…

　作者は腐女子の方々を遠くから観察するのが好きです。 　失礼ながら面白いと感じているのも事実ですが、それより―― 　我々男オタクの失った熱を、いまだに彼女達は保持している 　…

全ての始まりは、ある某エリート大学の生物飼育館で餌用に育ていたハツカネズミの体から、『涯臓(がいぞう)』と呼ばれる新たな器官が発見されたこと。その涯臓から取れるエキスを他の動物へ…