ぞうにんじゃ

ふるふる

ぞうにんじゃ

にんにん!

拙者、忍者でござる。

ゾウの忍者でござる。

ゾウだけど、忍者でござる。


隠密行動ができるでござる。

気配を消して、足音を消して、

そっと近づいて息をひそめるでござる。

しかし、身体が大きいゆえ、視界の隅に入り見つかってしまうでござる。

しかも、見つけるとみんなすごく驚くでござる。


長い鼻で手裏剣やクナイを投げるでござる。

ゾウの鼻は器用ゆえ、百発百中でござる。

足の裏の皮膚が厚いので、マキビシを踏んでも痛くないでござる。

水遁の術も長い鼻で楽々でござる。

しかし、身体が大きく、お堀からはみ出してしまうゆえ、忍べないこともあるでござる。


忍者だけどゾウでござる。


ぼく、忍者には向いてないのかもしれないぞう。。。


でも、ツライ修行に耐えて忍者になる夢を叶えたんだぞう!

負けないんだぞう!


ゾウは傷ついた仲間に寄り添うもの。

あなたが痛いとき、つらいとき、かなしいとき、さみしいときには拙者が駆けつけるでござる。

ゾウに寄り添うとホッとするでござるよ。

背中に乗って歩けば、いつもと違う景色が見えるでござる。

ぞうにんじゃはいつでもあなたのそばにいるでござるよ。

にんにん!

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