「館」を含む小説

あやかし文庫だけ書きおろしです。 あやかし嫁入り縁結び（富士見Ｌ文庫） 遠鳴堂あやかし事件帖（富士見Ｌ文庫） あやかし屋敷で夕食を（一迅社メゾン文庫） 　＆九十九さん家…

　人通りのない裏路地にその占い館はあった。 　魔女の扮装をした妖艶な女占い師に相談をした者は必ず幸せになるという。 　そんな占い館に救いを求める哀れな子羊がまた一人、館を訪れる。

綺想編纂館様考案の『Novelber 2020』参加作品 奴隷のミミィは門を磨き、塀を掃除する。 ある日、屋敷にやってきたオッドアイの青年。 彼はミミィを譲り受け、自分のそばに…

　武家の古都・鎌倉。鶴岡八幡宮のそばにひっそりと在る、ガラス雑貨店『硝子館　ヴェトロ・フェリーチェ』。 　桐生更紗は、高校で「王子」と呼ばれる同級生、蒼井悠斗がそこで家業の手伝い…

大人になった。ーー青春は死んだと、思っていた。 映画館、懐かしい同級生との再会。 「青春」大人になった私が口にしませんように。あの頃、高校生の私はそう思っていた。

「なんぞ勘違いしてはるようやけど」 すう、と眼鏡の奥、鮮やかな翠の瞳が細められる。 「永咲館の花を、あんたさんの田舎におるような淫売酌婦の類と同じや思うたら大間違いでっせ？　まし…

辺境伯の妻を選ぶパーティのため招かれた館は凶悪な罠が張り巡らされたデスゲームの会場だった！ 未来の夫主催の狂宴に招かれたのは九人の花嫁候補！ 王国近衛兵長に育てられた女傑・シン…

「幸せな夜・映画館・白いカーテン・声・抱き上げる」 例によって、性懲りもなく、全部盛り…＾＾； 今回は、歌謡曲の風景。 同じ様なシチュエーションでも、臆病な受け身女子だと、ここま…

綺想編纂館様の｢Novelber｣企画に参加&お題をお借りして、Twitterにてツイノベを毎日投稿していました。(2020年11月) こちらではツイノベの内容にもう少し肉付けし…

──占ってあげる。 都会の街の繁華街からちょっと外れた廃れた裏通り。 毎晩四時間だけ開店する小さな占い館｢オラクル｣ そこにいる満月のように綺麗な瞳の、白銀色の髪の少女の占…

　双子姉妹の愛衣と真衣、お向かいさんの武瑠は幼馴染。 　姉の愛衣は活発な子、妹の真衣は少し引っ込み思案。そして武瑠はクールキャラを気取る中二病を発症中。さらに小学校からのお調子者…

「何かを書く」ということに飢えが治らないので、引き続き書き続けている『#140字小説』。 10月はインクトーバーと同時開催されていた『Witchtober』と綺想編纂館（@Fic…

綺想編纂館様（朧様）が主催されている企画、Novelber 2020 への参加作品です。 11月1日〜11月30日の間、1日1つ、決まっているお題に沿ったお話を書きます。 基本…

この惑星では、死んだ人の未練は悪霊となり、人々の平穏を脅かす。 魂を感じる力を持つものは、半強制的に魂狩り（ソウルハンター）となり、魔石を介して己の意識を変換した武器で悪霊を狩る…

朔《さく》には親がいなかった。物心がついた時にはすでに施設にいて、ひとりぼんやりと生きていた。 ある日のこと、そんな朔のところに『ご主人さま』が現れる。彼は朔を引き取り、大学卒業…

物理現実の規定をはずし、この世界をできるだけ正確に捉えなおそうと試みる心象世界のリアリズム掌篇集。私たちを取り巻く未生のゴーストを認識し、信仰・妄想・二次創作、それらがすべて等し…

今日はとある館の、とある執事の誕生日。 しかし、誕生日プレゼントを巡ってすれ違いが起きてしまい、怒鳴り声が飛び出してしまう。 お嬢様と執事の行方は……？ 主人公が俺Tueeeす…

本稿は「小説」ではありません。 戊辰戦争の最後の箱館五稜郭に寄った榎本武揚らが蝦夷共和国の独立を宣言した……いかにも小説の題材としてはロマンがあるけれど、それは虚構。 その全貌を…

2020/12/19 思うところあって、タイトルを変えました 旧シリーズタイトル：渡る世間は勿怪（もけ）ばかり 前作の続きです。現世・現代・社会人縛りでどこまで出来るかのチャレ…