「人間として 恋」を含む小説

僕、綾辻雪斗は無関心な人間だ。 そんな僕が音に誘われて入った音楽室で出会ったのは白石琴乃。 毎日会って彼女の奏でるピアノを聴いているうちに彼女のことが好きになっていた。 けれど、…

目を覚ますと、そこはあるマンションの庭だった。 その小さな庭で出遭った年老いたダンゴムシ。老ダンゴムシに自分が目にした人間の奇妙な行動や生活を解説してもらう。 やがて雌のダンゴム…

　絵画や映画、音楽に文学。 　メジャーが存在する芸術には必ずマイナーが存在する。あるいはインディーズとでも言おうか。公式という表舞台の外に広がる、その果てさえも見えない作品群に好…

一言で言えば、マイちゃんが色んなものを追い求めてくシリーズです！！ 個人的よりぬき名ゼリフ集 「分からない、という顔だね」 「分かったら負けだとは思ってる」 ——『オチを追い…

　浅久野命（あさくのまこと）にはヘンテコな呪いがかけられている。 「好き」と言ったら死ぬ呪い。 　それは中学の頃に突如現れた、ピンクのベレー帽に同色のレインコートを着た見知ら…

人生に悩んでいた坂口天馬の家に新しく、人工知能搭載の『喋る洗濯機』がやってきた。 それは妙に人間味のある洗濯機だった。 漫画家、天馬と洗濯機による、優しくて切ない恋の物語。 …

英雄王アナスタシアが死んでから百九十五年。その記憶を持ったまま転生してしまった私は、実に十回目の人生を謳歌していた。 そんな中、平凡に生きて死ぬはずだった私のもとに、呼んでもい…

くだらない人間関係や、ありふれた恋に悩む私も、やがて私の一部になる。 (9/10 加筆修正)

22歳の『僕』がこれまでの人生を振り返り性や恋、愛についての答えを見つける物語。 結局付き合う理由は『それ』のためなのか・・ 『それ』が無ければどれほど幸せであっただろうか・・…

【長編】 シキラク、それは天子に捧げる供物。 美しい音と色を紡ぐため、選ばれた少女たちは器（うつわ）を奏で続ける。 『共感覚』という祝福された才を持つ十三歳の少女、ケイカ。 友…

《あらすじ》 臆病で気弱な少年、雨崎凛は至って普通の日々を送っていた。幼い頃に母親を喪い、いまひとつ冴えない人生を送っているとしても、彼は一般的に満たされているはずだった。 しか…

一回目の転移で力を手に入れ、二回目の転移で新しい名前を貰った元人間の異世界転移物語。 凶暴な獣たちがはびこる最初の異世界では、獣と食うか食われるかの死闘の日々を繰り広げていた。そ…

野人、それは人間より美しく、猛々しい存在。 そして、己の「つがい」と決めた存在には命をかける純粋な生き物でもある。 近未来風の異世界で巻き起こる、野人の青年レオと、人間の娘ムツミ…

　スーパーで売れ残ってっしまったじゃがいもの数子。 　売れ残っているうちに痛み、もはや誰にも買ってもらえず一生を終わるかと思えたその時—— 　心優しい男子大学生が、数子を大事に買…

俺の名前は飯島三朗（いいじまさぶろう）。 平凡チックな名前で顔立ちもフツメンの野郎だ。 でも、それなりに友人が出来た様な人間だ。 そんな俺は同級生に恋をしている。 だけど、彼女…

　超お嬢様の万里小路恋が、何を思ったのか探偵事務所をやると言い出して物語は始まった。 無類のお嬢様、強面元捜査一課長、元執事、上司を上司とも思わぬ美人探偵員などクセの強い人間たち…

＜STORY＞ 「小説のことをバラされたくなかったら、わたしの恋を手伝って！」 それは秘密を明かさない代わりに、恋愛相談に乗るだけの簡単な提案だった。 小さくて男勝りな"リトルプ…

最後の時を待つロボットと人間のお話。 「ちゃんときみのことを好きになれているのかな」 「この先に教会がある。そこまで行こう」 ご意見ご感想ありましたら、コメントしていただけ…

青空を好む孤独な竜が、人間に恋をした。 竜の恋の結末と、彼女の幸福論について。

山村花音２４歳。２年の交際を経てプロポーズを受けた花音は婚約者・藤田春人の実家へとご挨拶に。そこで出会った義父・康彦の容姿端麗さに花音の心は揺れ動き始める。そして禁断の愛へと向か…