「たび」を含む小説

俺の名前はヤマト・アスカ。俺はあるゲームを買うために必死のバイトをして、やっとの思いで購入することができたんだ。ここまで辛かったなぁ。学校が終わるたびすぐさまバイト先に向かって、…

　「俺」の人生を嘆く男が、逆上を求めて初めての単独登山を試みる。ところが時空のねじれに迷い込んで、過去の断片的な思い出（原風景）にその都度翻弄されるなか、古事記の神話に登場するア…

俺たちは端的に言えば恋人同士だが出会うたびに決闘を繰り返している。 嫌いってわけじゃない。俺は彼女の事を愛しているし、彼女も俺の事を同じように愛してくれている。 ……「だからこ…

価値観を展示するという博物館。 ふとできた施設に友達と訪れることに。 展示されている価値観を小馬鹿にするが……！？ ↓前回の投稿↓ 『どうせ生まれるならこんな顔がいい！』…

その馥郁（ふくいく）たる香りは先輩を思い出す。 学生時代に働いていた小さな人形館〈夜海堂〉で出会った先輩。　先輩に会う度、私は息を吹き返す。　命が灯る。　まるで人形のように………

ひとつ恋が終わっていくたびに私は、恋をしていた私を消していく。 それは、過去にするんじゃなくて記憶喪失のように丸ごと全部すてるという事。 大切な人には私を全部受け止めて欲しい、だ…

ぼろのドレスをきた「案山子」は、竜巻によって異郷へと飛ばされてしまった。 案山子は偶然一しょに飛ばされていた、「錻力」と共に異郷を旅する。 全六話予定、のんびりとした旅小説。 p…

まだ私は詩子の本当の闘いを知らない。それでも詩子は一番傷付いたときに、私を呼んだ。 それが妙に嬉しかった。 なにかあるたびに、時間も季節も忘れてしまいそうになる。 それでもこうし…

高校一年生の最後、階段から転落した少年。 彼は記憶を失うが、かつての自分が手に入れた全てを取りこぼさないようにと、一心に前を向く。 取り戻したい過去に直面するたび、頭を襲う激痛。…

指を折るたび、祈りは虚しくなる。 この繰り返しで、誰かが救われたかは分からない。

☆小惑星の衝突によって荒廃した地球世界。内戦状態の日本列島を駆け抜けよう！☆ 「…この子を、我が子を死なせはしません！ 何があっても、絶対に…私があなたを、必ず守り抜いて見せま…

幼い頃のおぼろげな記憶だけを頼りに壁を殴り続ける。 いつか記憶の人物のように壁を破壊することができるように 【設定】 はたく 孝一が壁を殴って開発している技。孝一では壁を振…

　最愛の妻であるリタが亡くなったあの日から、ルディは夢の中で、愛おしい妻と戯れるようになった。 　この幸せな夢を見ている間だけ、現実世界で死んだように麻痺している彼の心臓はうず…

毎日一度は使うドア。 度々思うのが、開けたときに違う場所につながったら？ 思いがけない風景が広がっているかも。 思い出したくもないことが手を広げているかも。 そう思うたびに気持ち…

「あの夏が来るまで、僕は愚かで、臆病で、傲慢だった。 　だから僕は、大切な友人を失ったんだーー」 幼い頃から、ソレが見える寮制の高校生、八重野瑞透（やえのみずき）16歳。 2…

もふもふな獣が大好きな少女・イングリットは父の命で、自分を殺して騎士になった。 しかしイングリットは戦場で倒れ、一匹の獣に命を助けられる。 その獣は、戦争相手の獣人族の王族につ…

好きだからこそ、失いたくない。好きだからこそ、離れたくない。好きだからこそ、嫌われないように線引きをする。　怖い夢を見て、泣きたくなっても、好きな人の心臓の音を聞くたびに、「生き…

国立国会図書館書籍検索番号、Y8-6332(JP89-34270) Junior novel, 昭和13年、現在は世界遺産の地「熊野本宮」に生まれ、幾度も涙しながら限り…

海藤航は、ごく普通な高校生。彼が普通に暮らす日常にある日、次々と不可解な出来事が起こる。それは、目を覚ますたびに飛ばされる、パラレルワールドでの出来事だった。