「語ります」を含む小説

薬師丸大志の高校生活中の目標は、『普通の学園生活を送ること』であった。それもそのはず、彼自身は平凡な高校生であるものの、彼の周りが異常すぎる。毎日のように重い愛を語り求婚してくる…

【 大森望氏によるゲンロンSF創作講座第6期・最終実作 】 25年前に宇宙で失踪した母が発見された。地球に帰ってきた母は世界に向けた会見で、宇宙での孤独な日々を語り聞かせた。私…

ネタばれパラダイスなのでまだ読んでない人は先に本編をお読みください

　俺のノートには奇談が詰まっている。 「街角で見えないナニカが足にまとわりつく」 「電車の中で姿の見えないナニカに腕を引かれる」 　どれも友人が体験した不思議な現象だ。 　科…

高価なブランドの服装や装飾品も違和感なく、さりげなく身につけて、おいしいと感じるものには大枚をはたくことをいとわない人たち。ここは表参道。煌びやかな街でウェイターとして働く僕は、…

人にはそれぞれ朝がある。 朝はいつも形を変える。 これは私の、しがたい自語りだ。

あの街を歩くと私にはこう見えますが、貴方にとっては如何なものでしょうか。 ☟本作の背景☟（ネタバレではありません） https://kakuyomu.jp/users/a…

発見された手記に記録されているのは、百年近く前の西暦1925年に漂着者が行き遭った不思議な村。そしてその村に伝わる創建の物語だった。古老の語りを記録する男は、春を迎える祭の客人と…

女子高生が一般名詞として、職業として存在することがどれほど素晴らしいことか友人との約束を守るために語ります。 突然歴史ドラマがはじまるよ。

芹沢怜司の怪談蔵書――誰がいつそう呼んだのか。彼が住む家の書斎には怪談話のみ載っている本がたくさんある。 怪談話はあくまで伝わっているものだ。もしかしたら真実は異なるのかもしれな…

死に直面したときの人の気持ちを知るために、武彦は薄着で雪の降る中、外に立っていた。 もう少しで何かをつかみかけたとき、ゆきにその様子を見つけられて、山荘の談話室に戻される。何かあ…

　学校に遅刻するのも、課題の進行が遅くなるのも、生活のリズムが狂うのも。 どれもこれもぜーんぶ、布団の魔力が悪い。 そんな話。

私が学校帰りに立ち寄った公園で、ある男は「さっきみた夢」を語り出した。 ただの変な夢の話で終わるはずが、私は恐怖のどん底に突き落とされていた。男が私に話しかけたのはまったくの偶然…

「デリシャスパーティ♡プリキュア」を視聴した感想を、ゆるくまったりとエッセイします。 ※他の投稿サイトでも公開しています

カフェ「Cruinne」。そこは変わった常連客が訪れる喫茶店。 今日も俺は好物のアールグレイを飲みながら、変な顔なじみととりとめのない話をする。 さて、今は誰がいるのやら。

２０歳になり、大学を休学して参加した「二世献身プロジェクト」。 日本、韓国、ロシア、ドイツ、スイス、そしてイギリスをまわって活動しました。 その頃の記憶を思い出しながら書きました…

ある理由から現世での生活を自ら終わらせた少女ユタ（18歳）は、異世界での転生を果たす。 そんななか、その世界で生きるのに必須となる魔力がユタに備わっていないと知るが、代わりに転生…

光と闇の隙間にある者。それは私。 矛盾した感情をいだきながらなんとか書き上げているけれど、相変わらず思考が散らかっている。そんなお話

年若いふたりの魔女がいかにして友情をはぐくみ、いかにして別れに至るか。 人々に恐れられる魔女リルデルギニの「親友」を名乗る魔女フィフリシアドラが、審問に際し語りはじめる。