「ゆきじかん」を含む小説

祖父の家には水琴窟があった。私は、その音が好きだった。 せかせかと休みを知らない両親。置いてきぼりの私たち。一緒に遊んだ遠い幼馴染。傷つけ傷ついた学校の日々。 色々な人が前をゆき…

とある高校の軽文部の、ゆるふわ日常４コマ小説です。 作中小説に、部員の皆が登場させられています。 皆で書いて、皆で回し読みして、わいのわいの楽しく部活動して騒ぐ話です。 １話４…

『異界管理者、急募！』 　そんな、奇妙な書き出しの求人広告に目をとめた男がいる。 　とあるブラック企業を退職して数年、目下求職中の三十二歳、――坂本京太郎だ。 　流れに身を任…

短編集。文字書きの練習。 基本的に一話完結。 駄文をつらつらと重ねてゆきます。

ゆきおんな。のっぺらぼう。かっぱ。おに。 妖怪たちは人間の恰好をして、普通に紛れ込んでいます。

明日の朝、彼女は電車に轢かれて——————『死ぬ』。 予知能力によって、他人の死の直前の光景が見える高校生、影無幸雄（かげなし　ゆきお）。 10年前、五歳だった彼は、救いたかっ…

　ある日、狛幸　秀和（こまゆき・ひでかず）という少し変わった少年が、急に父親にヘブンインヘル私立学校に転学させられることになった。 　何故かというと、父親は秀和のヘンテコな発想に…

朝日　駈（あさひ・かける）は、岩手県在住の高校１年生。乗馬に憧れて農業高校を選んだ。愛馬は“アグリキャップ”。東京五輪には間に合わないが将来、馬術での五輪出場が夢という馬術女子。…

　スーパーのレジをクビになったみどりはリメイクショップで働くことになる。３人の客が、ランドセル、ネックレス、象牙をリメイクして欲しいとみどりの所に来る。 　３人とみどりの関係は?…

【ＫＢＰ(架空の特殊戦闘部隊)隊員のお話です】 今から数十年後、もともと存在していた動物が、突然変異で巨大化したり体内に猛毒を持つようになり、人間を襲うようになった近未来のお話…

大晦日の過ごし方ランキングがあったら。きっと私は最下位に違いない。軽い気持ちでそんな事を言った私に後輩の桐山くんが【先輩が大晦日を幸せに過ごすために考案したオススメの契約】を提案…

雪谷十夜（ゆきやとおや） 16歳の高校生。 彼が道すがら助けたのは、ここではない『異世界』からやって来た『魔王』だったー。 命を狙われる『力を失った魔王様』！ 次々と現れるのは…

「悪い夢はここで全部喰ってあげよう」 暗闇の中、そう言って猫は笑った。 #400字アタック　第2回戦の企画に参加させていただきました。 お題は「夢喰う猫は実在するか」です。

今をときめかない落ち目のユーチューバー・マサシ。 広告収入目当てにオモシロ人間を取材することに。 そこで監視カメラに囲まれて生活するおっさんの家にいくことに！ ↓前回の投稿…

どういうわけかバス運転手になっていた主人公。 運転を続けているうちに幸福を求めた客が乗ってくる。 けれど、だんだんバスも乗せられなくなって……！ ↓前回の投稿↓ 『チョキン…

ネイリストとして働く吉行（よしゆき）は、親友の母親によばれて、パーティ前のネイル準備を手伝っている。 くったくのない親友の母親・志穂（しほ）に恋こがれている吉行は、ふたりきりのホ…

あなたの部屋はどこにありますか？ いままでの部屋はどんなでしたか？ ひとは成長するにともない様々な部屋を移りゆきます。 そのなかで、誰かと知り合い、誰かと離ればなれとなります。 …

私たちはよく似た双子だった。 でも、しらゆきは雪の日に消えた。

デビュー以降、飛ぶ鳥を落とす勢いで人気作家となった俺は、言葉の魔術師とまで言われていた。 しかし、満足は、人を留める。 だから、五十の音を一つずつ減らしてゆき、どこまで小説が書け…