「遠い昔」を含む小説

自分の死がもう、すぐそこまで迫っているのだということを悟った。 思い出すのは若くして亡くなった妻と───遠い昔に助けた蛇のことだ。 これはある男の走馬灯の物語

短歌・俳句コンテストのことを知って、 遠い昔に作った連作10首を引っ張り出し、新たに10首を追加してみました。ノンフィクションです。

　故郷を出て、修行と遍歴の旅を続ける少年剣士は、とある町で盗賊団退治のために変装、というか女装することなったのですが……。 　かなり昔に書いて自ブログほかに掲載している、ちょっ…

森羅の里・７代目頭首 朱伎は里に異変が起きていることを感じていた。 遠い昔の記憶を頼りにカレの解放を 決めた。 これから起こりうる大きな戦いには カレの力が必要だった。 そして…

【あらすじ】※コンテスト応募用 ネタバレあり 　 　裁縫とぬいぐるみが大好きな少女「ロッティ」は、家族旅行で遊園地へ向かうためにドライブ中。 　車に揺られながら、お姉ちゃんがプレ…

昔、ずっと遠い昔。 大変だった時代があったのだろう。 そんなことを、想像します。 毎日。 死ぬほど働いて。 それでも。 お腹いっぱい食べるなんて。 夢だった。 時代。 …

ここは全人類が地下で暮らす世界。 遠い昔に地上は地球外から来た奴らに侵略され、その特殊性と知能の高さから未だ奪還は叶っていない。 そんな世界で猫として産まれ、猫として生き、半年…

この世にはかつて、妖（フェイ）と呼ばれた夜の生き物がいた。 　 村が飢饉に見舞われ、冬の森に捨てられた少年はそこで夜の化身の様な、黒翼を持つ妖ネムサクナリアに拾われた。新たな名と…

春の世の夢　　　　　　下村りょう 　ブッコロー、好きだよ。なにを？　きみのことだよ！　チャネルでもなく、お前。 　ほら、振り返ってご覧。ミミズっぽいでっけー枝！ 　ぼくはきみが…

「あなたは十六歳になった時、また霊が視えるようになってしまう」 　亡くしてしまった母から言われた言葉、それは真実であった。 　一時は失われていた、見えないものが視える力。 　母の…

遠い昔。 まだ数が、整数と小数と分数しかなかった時代。 数学の中心は幾何学だった。 円形都市《コンパス》。 そこに、数学を専門とする機関、図書館《テレリア》があった。 ジオは図…

　遠い昔、突如として世界にダンジョンが現れた。 　ダンジョンは魔物を生み出した。宝箱を生み出した。魔石なるものを生み出した。そして次第にダンジョンは人々を苦しめながらも、同時に産…

◆あらすじ 　妖怪――不思議で怪しい力を持つ者達。 　彼らはどこにでも存在し、人間がその姿を見ることも珍しくはなかった……のも遠い昔の話。現代におけるこの世はすっかり人間界。 　…

【本編・後日譚 完結！】 　かぐや姫が『女神』で、貴公子たちの集めた宝物が不思議な魔力を持つ『神器』。おまけにこの国には大きな秘密が隠されているらしく、そんな所に生まれたわたし…

☆この小説内のタイトル数字は年代です 私が綴る小説の脇に数字があるのは同じ世界で、その年代のお話で歴史が繋がっています（繋がってるはず） 永くを生きている魔女が、自分が生き…

遠い昔、とある巫女から力を与えられ、刀を授かった。その刀と共に7つの〝箱〟も授かるが、7つの〝箱〟が、ある人物の手に渡り、その人物は姿を消した。 その〝箱〟を追い、壊れていく世…

　私は娘の入学準備のために、久しぶりに本屋を訪れていた。 　そこで見つけた背表紙に、遠い昔のことを思い出す。 　でも、それは今も色あせない甘くてふわふわでぽかぽかと温かい記憶だっ…

とある星で古本屋を営むマージの元へ、宇宙船が落ちてくる。その中には、遠い昔に滅んだ地球からの探索者、キヨシが乗っていた。彼は本をあまり読んだことがないという。マージは本を勧め、キ…

遠い昔、あるいは、遠い未来のこと。 人々は機械に支配されていた。 そこでは、文化の管理統制が行われており、本もその煽りを受けることとなっていた……。

何度も生き残っていた少女、大空篝が最後に選んだ方法は、夜の森での首つりだった。 けれどそれも失敗に終わる。 理由は単純、それは真っ白い遠い昔の魔法使いに、手を差し伸べられたから…