「怪異譚」を含む小説

僕(サトウ君)と私(ヒトミさん)の日常。そこに(たまに)潜む怪異。2022年7月「文披31題企画」参加作品。

書籍化決定しました！ 2023年8月2日発売。税込1980円です。書き下ろしエピソードも複数あり。 よろしくお願いいたします！ また６月19日夕方より「書籍化記念特別編」と題し…

　悪霊に取り憑かれやすい少年八雲弥尋はある日、夏祭りの夜に妖怪の襲撃を受け、幼馴染みの少女紙代瀬奈と仲間が入れ替わってしまう。 　どうすれば元に戻るのか、あの妖怪の目的はなんな…

ちょっとだけ地味目な女の子が「何の瑕疵もない心霊アパート」で「何の縁もゆかりもないお化け」と出会う。ちょっとだけゆるい怪異譚

2XXX年突如世界で、漫画に出るような超能力を得た人間が現れるという都市伝説が広まる。だが、超能力を得た人間による事件や犯罪が表立たないため、信じる人間は少なかった。 現実は、世…

　須く炎に絡め取られる直前、名を残すことなき夜の話。

長濱国、長柄足軽隊の若き隊長三人組……冷静で素早い出石凌介、剛腕怪力の真咲影芳、明るく前向きな諫早新九郎は、ある日上官の備中守から廃寺（はいじ）となった六桐寺（りくとうじ）の探索…

ヒトとは怪しく異なる存在——“怪異” 髙田美玖と和宮真知は、怪異によって引き起こされる人間社会との軋轢を“調停する立場”にいた。 みづほという少女が彼等のもとを訪れたことを始めと…

高３の男子・伊藤｜秋都《あきと》は放課後の教室で、たまたまクラスメイトの日記を拾う。 だがそこに書かれていたのは、日記と呼ぶには奇妙な言葉の数々。 旧約聖書の神への訴え、そして、…

昨今の緊急事態情勢が起きる以前、深夜に集う者達の多い地域があった。しかし、 自粛等々で居場所を無くし、より深い（誰も来ないと言う意味で）夜の闇を求める彼等を 待つモノとは…？実際…

古びたバーとその常連客を襲った、ひと夜の小さな怪異怪異譚。

■登場人物 1 江戸窓翔也（えどまど しょうや 怪異蒐集家・解決人） 2 岸戸夢美（きしど ゆめみ 助手） ■あらすじ 舞台は現代日本。警察には解決出来ない「事…

閉鎖されたブログに残る数々の怪異譚をブログ主の意向に従い、記録として掲載致します。様々な怪奇体験や心霊スポットに関して綴られた話です。 心から追悼の意を込めて。

時は大正7年。東京市の片隅で屋台「ももんじ屋」を細々と営業しているぼさぼさ頭の辰巳恭太郎には裏の顔がある。 彼の元に夜な夜な依頼にくる客は皆「怪異」に悩まされていた。 祖父から受…

誰もを魅了する美しい容姿を持った少年、琉霞（るか）は、病に倒れた姉を助けるために、不思議な力を持つという『くちなしの乙女』に会いに行く。 そこにいたのは、梔乃（しの）と名乗る人形…

人も怪異も吹き溜まる、ろくでなしの街と土地。 人と怪異が成り行き任せに共存し殴り合いごくまれに利害を共にする、アカマルの地に紛れ込んだ少年・工藤と各務実業社の面々が日々を綱渡りで…

峠の語源は「手向け」が転じたものである。 急坂の頂上にある草ぼうぼうの領域へと目が向く。 　子どもは急坂を登りはじめる。足は自然と廃屋へと向かった。 「手向け」の場所は、ひと…

ふらりと立ち寄った居酒屋で、たまたま隣に座った女性から聞いた話。 いつもと変わりない、他愛無い会話。 ふとした瞬間に、現実が揺らぎ出す……。

「応仁の乱」以降の凄惨な始まりの時代は、ヒトの心にも戦国を呼ぶ。 妖（あやかし）が跳梁する室町末期を始まりとする怪異譚をあなたに…。 それはヒトであり、ヒトでなし。入り乱れてあや…