概要
夜に立ち入ると出られなくなる公園、というものがあるらしい。
ある都市伝説の真相を確かめるため、夜の公園を訪れた御陵波瑠乃(みささぎはるの)は、そこで謎のホラー作家、那々木悠志郎と出会う。彼らは得体の知れない怪異に見舞われ、公園内に囚われてしまい……。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!異形のテリトリーに仕掛けられた罠
中央の噴水広場に銅像が立っている公園。深夜にそこに立ち入ると閉じ込められる、という都市伝説から物語は始まる。
舞台となる公園は、例えるなら異形のテリトリー。
美術館併設の公園に深夜に忍び込む、というシチュエーションがとにかく怖い。
閉じ込められても平気かも、などと考える下心のある女子大学生の視点で物語は進行し、おなじみのホラー作家、那々木の登場で隠された謎が明らかになっていく。
いちど結末まで読んでから読み返すと、味つけの異なる恐怖を堪能できます。
とてもおもしろかったので、一人でも多くの方がこの作品を読むことを願い、恐縮ですがレビューさせていただきました。
那々木悠志郎の世界、存分に…続きを読む