「名前 短編小説」を含む小説

人の顔と名前が覚えられないこととひどい居眠り癖が原因で、「私」は夫と離婚することになり、一日中明るい国「昼間の国」を離れた。 生まれ故郷である一日中薄暗い「黄昏の国」に、私と同じ…

小さな島に住むのら猫のボクから見える日常の生活。 島にはたくさんの人達がいて、ボクを見かけると声をかけてくれるんだ。お魚をくれたり、かつおぶしをくれたり、撫でてくれたり。あ、そう…

webページの更新ボタンを押した。そして、自身の名前が受賞者欄に記載されていないことを確認した。——小説より抜粋

名は体を表すといいます。子の父となるなら、将来のことを考え名付けなさい　——小説より抜粋

　彼女はちょくちょく僕に合いに来る。 　困ったことに彼女はそういう質なのだ。不幸属性というか、引き合うというか。しかし彼女はそんな不幸をいちいちその紙とペンでもって絵や文字に変…

　フラワーキングダムというかつて戦争の引き金を引いた凶悪な国とは思えないほど平和な国で、十八歳になったアルズは成人の儀に向かっていた。成人式典のあとフラワーナイトと呼ばれる魔法騎…

朴哲とメイリンは2017年に大学を卒業したいわゆるネオニートのカップル。 不労所得で生計を立てつつ、日本を模した架空の地での日常を描く。 この小説に登場する地名・事件・団体など…

あの時あの季節の中で感じていた事。今のあなたの一部。 季節をテーマにした短編小説を始めてみます。 明日も頑張るあなたと私のためのベットサイドストーリー。 気ままに更新

　カクヨムWeb小説短編賞2022 　エンタメ短編小説部門応募作品 　物語の結末で二人は救済されたでしょうか？ 　どうか救済が与えられる優しい世界でありますように。 　現実がそ…

この783文字の超短編は事実をもとにしたフィクションです。プライバシー保護のため登場人物のお名前や固有名詞は一切出しません。

少女には、誰にも言えない秘密がある。 それは、怪獣が見えるということ。 誰にも秘密を隠す少女は、絵を描くだけ。 孤独な少女は、ただ自分にしか見えない怪獣たちを描くだけが楽しみだっ…

男は謎の古城で目を覚ます。 何故ここにいるのかも、自身の名前さえもわからない男はわけも分からず進んでいく。 謎の少女の言葉に導かれるように――

　それは手離したら不安でしようがなくて────。 　その館にはルールがあった。 　御主人様の前では何があっても動いてはいけないと。 　けれど、そんなルール……此処では必要ない…

ピアニストとして活躍する岩清水祐介のもとへ、一人の男が訪ねてくる。男は刑事ー名前は下総三朗ーで、祐介が関わった事件を捜査している。とは言え、以前聞いた質問を何度も繰り返し、そして…

「ねぇ、愛してるゲームって知ってる？」 「ああ、あれね。愛情を示しても何も起こらず、話のネタにされてからかわれるだけの悲しき余興ね」 「いや、言い方〜マジ」 「実際そうだろ？」 …

『誰にも言えない恋の相談アプリ』。 それは名前通り、友達にも相談できないような恋を相談するためのスマホアプリ。 基本利用が無料のそのアプリは、今日も誰かに恋愛相談を受けている。 …

私立常住学園の高等部に進学した王寺季詩（おうじ　きし）には、女子生徒だが名前や振る舞いの影響で中等部の頃から『騎士』や『王子』というあだ名がある。しかも学園理事長の息子・常住帝（…

　ある日、消しゴムに書いていた好きな人の名前が消えた。何故消えてしまったのか。その謎に迫る。

「犯人は貴方だ！」 「いいや、お前だ！」 「いやいやっ。あんただろう？」 　現在、少年誌で連載をされている『5分で解決！』シリーズでは自分こそが探偵だと思っている少年たちが自分以…

俺の名前は白石京太郎。 そして彼女は東雲あんこ先輩。俺はあんこちゃん先輩と心の中で呼んでいる。 ただ二人の文芸部員であり、今日も今日とて部室で活字を読み漁っていた俺達にやってき…