「事象」を含む小説

【運命（うんめい）】 人間の意思に関わらず訪れる事象。転じて、私の恋。 愛なんて所詮歪で、憎悪とも表裏一体。でも私たちは、そんな愛のためなら簡単に狂えるんだ。

王宮で事務員として働く中年男性、カインは異世界からの転移者だった。 転移の際の特典として授けられたのは、スキル「理解力」。 それは、特定の物事への理解が出来なくなる代償に、それ…

ある日本人男性の1970年ごろのお話。 天野蒼空嬢の主催する「第１４回空色杯」向けの作品です。 一話が５００文字未満の部 二話が５００文字以上の部 今回も二題噺です。 お題は「…

第二部完結済み。 「天才作家ですが人としては失格」⇄「作家を敬うって業務メモに書いておきなよ」 仕事人間の編集者右上と、書く以外の才能がない天才作家一色琴乃。妖怪や都市伝説は事…

　かつて人類が作り出した、最高峰の人工知能-system zenchi-と呼ばれるそれは、地球上のあらゆるデジタルデータにアクセスする権限を持ち、地球上の全人類の脳を直列に足した…

感覚的、即興、思うがままに、意味不明な事象を紡ぎ合わせることを実験的に行った小説。 絵を描く時のように、とにかく筋道立てずに感覚で作った話です。

『Principium finis historia』 (『始まりの終わりの物語』) Principium finis venit (始まりの終わりがやってくる) Puer …

不吉知らす夢幻現れしとき、厄災の悪魔郷を襲う。 そこはかつて夢幻之郷と呼ばれた土地、上社。長閑な田舎に住む高校二年生の宮司玄弥はあるとき空に漂う黒い渦を見る。遠い昔の伝承、上社…

奈良県葛城山、葛城ダンジョン。そのすぐ近くの森で、一人の幼女が保護された。その幼女は……鹿だった！？ 日本屈指の名実況者と、ダンジョン研究のスペシャリストが送る、歩く天然記念物の…

遥か遠く星々の間を、元宇宙海賊のパイアールが何でも屋として駆け巡る。出逢う人々はどの人物も一癖以上の何かを抱えた者ばかり。事件も事象も解決しながら大事なものを見つける旅路。 な…

東の果てにひとつ、いくつもの国々が隣あうように存在する小さな島国があった。 そこでは日々、隣国や遠国とも戦が繰り広げられ、命の取りあいがされていた。常に苛烈で常に残酷で常にひと…

混血ゆえに虐げられてきた暗殺奴隷のカラスは、その日はじめて任務に失敗した。依頼主に叱責され、殴られ、満身創痍でねぐらに戻ると、そこには暗殺対象だった男が待ち構えていた。報復される…

起こりえない事象、生物、人などについての事故報告書

ハデスの兆候や時の逆光は、事象の地平面の奥底に広がる無によって明かされる解だ。だが、小さくも愚かなサピエンスが創り出した言葉や数式の類の道具には限度がある。学問では、智識だけでは…

人々は夢を見ている。 現実と、非現実。 その境界線には、果てのない「線路」があった。 地平線の彼方へと伸びる、3番線の線路。 線路は、“いつの日かの世界”からやって来て…

そんなに難しい話ではない。体験があるんじゃないかと思うことだね。 恒例の。そう、時たま、でも何らかの周期で起こっている事象だと思う。 物書きならね。恒例の。恒例のイベント。恒例。

「下書きを書き溜めてから公開すると、トップページの新着に表示されません」 と、投稿しました。 のちにそれは、そういったこともあり得るがほとんどの場合、起こらない事象であることが判…

かつて人類を絶滅の縁にまで追いやり、女神と死闘を繰り広げ、十三大陸に大きな傷跡を遺した魔人ドグル。 彼は原初の時代、六度目の失楽園によって、神から追放された被造物と交わる事で誕生…

モブい主人公サトシとアニメ人が起こす世界経済戦争。 オタクが踏み鳴らす世界。SNS、Web、仮想通貨、テクノロジー、覇権を目指し進み続ける先にある日本アニメの未来とは… この…