とある施設の事故報告書

ネルシア

第185例目

交番に道路に人が吸い込まれたと錯乱状態の男性が駆け込んできた。

これを受け、2名を派遣。

現場に急行し異常感知装置を起動したところ、レベル中の反応を示した。

道路、周囲ではなく、文字通り道路に生体反応装置を設置し、陽反応を検知。

まだ生存していることを確認した。

保存系の異常生物と結論付け、チームハに支援要請。

ㇵが到着するまで陽反応は継続、弱くなることもなかった。

ハが到着し、経緯を説明。

物体干渉スーツ及び対異常生物捕獲用装備着用の隊員3名が道路の「中」に入り込む。

道路の中から一瞬の爆発音ののち、収縮するような音の発生を確認。

道路の中からㇵの隊員3名と吸い込まれたとされる人を救助。

異常生物は500ml入るくらいの容器に収縮された状態で確保。

救助人の精神鑑定の結果、集率VHを記録。

道路に引き込み、保存し、腹が減ったら捕食するこの生き物を「Road」と名付ける。

意思の疎通は不可能。


以上。


報告を終了する。

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とある施設の事故報告書 ネルシア @rurine

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