「中世風ファンタジー」を含む小説

　運動？　したくない。戦？　もっと嫌だ。 　本を読んで、薬草畑の手入れをして、調剤して、研究して、ずっとそうやって生きていきたい。 　でも、それで周りが許してくれるはずもなく――…

　何かが『台無し』になるのが好きだった。 　なんで暗殺なんてものを生業にしだしたのかと聞かれたら、そう答えるしかない。 　とある勇者が積み上げてきた功績が、培ってきた信頼が、…

事実は小説より奇なりをまさに体現。 異世界に転移って本当にあるんだね…。(遠い目) 気の向くまま、異世界ライフを楽しむ。 それにはバディさん達の協力、各ギルドの奮闘、もふもふを…

【この作品は上下巻に分かれています】 私は侍従——、世界を統べる存在である 我が素晴らしき陛下に仕えている。 我らに仇なす魔者——〈英雄〉と共に逃げた〈魔者の子〉は傭兵団の一…

ガレリア大陸に伝わる四皇族の伝説に憧れ、王子オーギュストは旅に出る。 果たして伝説は作り話か史実か。 蔓延る悪魔を退治し、歴史を紐解く冒険ファンタジー。 ※異世界モノですが、転…

　【螢惑守心の煌仙子《けいこくしゅしんのスプリガン》】 　十七年前、国に忠誠を誓い、命を懸けて護国のために戦ってきた常勝軍が、一夜にして壊滅した。 　戦場はあまりに悲惨で、何かに…

　敵国に囚われ、三ヶ月が経過した。 　その間に、祖国からの知らせは一切ない。 　絶望の淵に追いやられたマルスの前に、どこからともなく一本の剣が現れた。 「何でこんなところに剣が…

　誰もが神を崇める地区。 　柵で囲まれた狭い地区。 　泥のような世界だった。 　それでも私は輝きたい。

人工雪が降り注ぐ神国・ジュヴァン。『女神』が住まう白亜の都で謀に耽る男が一人。「ちょっと人殺したいの。手伝って」──大犯罪の下準備。断頭台へ続く遍歴が始まった。決して交わらない悪…

花とクリーム菓子とアコーディオンの都・ピエトラ。いずれ旧首都と呼ばれる華美な公国の朝は青年の笑い声で始まる。母親のおかしな醜聞、師範の結婚、窓辺の君の愛らしい我儘──今朝の事のよ…

異常なほど力が強く、牛すら片手で持ち上げる少女がいました。彼女はその力から親にも捨てられ、ひとりで暮らしています。そんなところに、1人の異形の旅人がやってきて――。 童話風の小説…

この物語は実話※です。この物語の舞台となる異世界も、登場人物も実在します。 しかし、私たちは観測手段を持ちません。誰も暗殺されなかったケネディ大統領には会えないのです。ましてや…

（旧題「カルテット」より改題しました。2022/03/03） 　雷鳴の轟くトルレッキオ学院に、天使は降り立った。 　千年に渡る四部族の戦いを終わらせるために。 　しかし儚い同盟…

神聖暦988年のルイ一世の即位から、アウクストラシアの『国王』として君臨し続けたエスベイ朝は、神聖暦1327年、ルイ四世の死によって男子の継承者を失い、王位は彼のいとこにあたる…

「人間界に行かないか？」 ・・・全てはあいつのその言葉から始まった。 　魔族達の住まう闇の世界、天使たちの勢力下たる光の世界、そしてその二つのバランスを保つかのように挟まれた人…

最も古い古代遺跡の壁画にも、人間と共に「彼ら」の姿が描かれている。 人間よりも大きな体を持ち、強い力を持っていて、そして、絶対に人間を裏切らない。 『騎獣』の存在がなければ、人類…

ごきげんよう。 私は侍従として、世界を統べる存在である我が王に仕えている。 我らに仇なす魔者どもを順調に掃滅し、勝利を重ねていたある日——我が王は驚くべき行動に出た。 我が王は…

ごきげんよう。 私は侍従——、世界を統べる存在である我が王に仕えている。 我らに仇なす魔者——〈英雄〉たちとの決戦に臨む我が王の勇姿を記録した物語である……はずが、 魔術師は言…

【この作品は上下巻に分かれています】 私は侍従——、世界を統べる存在である 我が素晴らしき王に仕えている。 我らに仇なす魔者——〈英雄〉と共に逃げた〈魔者の子〉は 傭兵団の一…

火の山に棲むという魔人のもとに生贄として送り出された少女リテル。火の魔人との出会いはやがて意外な騒動へと発展していって……。 2013年頃に書いた作品です。