長く続いた激しい戦乱は、神聖神殿の大神官の命令によって終わりを告げられた。山・森・海・黒(砂漠)のエルフ四部族は、停戦の協定を結び、人質として王族の少年を差し出すことになった。
山エルフ族の学寮に、人質として集められた四人の少年たち。産まれも育った環境も、言葉も性格も異なる彼らが、互いに反発や葛藤を抱えながら成長し、友情を育んでいく物語です。
中世風異世界ファンタジー。神殿種(天使たち)とエルフ諸族の設定が興味深いです。
戦乱の中で育った少年たちは、それぞれに傷を負っている(或いは、隔離されて外の世界を知らされないでいる)のですが、その経験がまた凄まじいです。彼らの、かなり正面きった衝突が、痛々しく哀しい……けれども美しいので、つい読みふけってしまいます。
是非、番外編も含めてお読みになることをお勧めします。
ニヤけますな…読んでも読んでも終わらない幸せな日々が始まると思うと顔がついついでれでれと…幸せだw
追記:近況ノートから持ってきました。
このタイトルを聞いてゾクゾクしない女子ネット小説書きがいたら、てくてく側に歩いていって、哀れとも苦笑ともつかぬ優しい笑みを浮かべつつ、そっとURLをメモした紙をデスクトップに貼り付け、確信を持ったほほえみと共に無言で部屋を辞する、のが普通ではないでしょうか。
それぐらい、ある種の人々にとってこの名は「教養」ですらあり「社交」そのものであった。
内容については言及を避ける。読めば分かるし、読んで分からない人には絶対に分からない。泣ける物語ではないし、血湧き肉躍る物語でもない。表だっては、静かな物語だ。静かでありながら、胸に重い。
正直なところ、できたら一日1話にしてほしかった。実はこれだけが密かな不満なのである。だってさあ・・・
あうっ・・・やっと次更新された・・・えっもう読んじゃった・・・うだうだ・・・どうしよう明日が早く来ないかなあって・・・
じらされる喜びが!調教される喜びが!うわあ目の前にすでに山盛り!!!飛びついて猛然とがつがつがつ!
ちがーーう!!
わんこを躾けるときは、回数が大事なんですよ!おやつの回数が!おすわり!うわあすごいできたねえ!えらいえらい!はいおやつのジャーキー1センチ!うわあおやつだおやつだ1センチもくれた!うれしい!シッポフリフリ!
いや、さすがに私も50万字は一日では読めないよ?だってオトナだから。
「これをたった1日で読みつくすということは、そのたった1日で幸せを消費してしまう!」ということをちゃあんと理解しているのだ!
ちびちびと、舐めるように、読み返し、読み返し、前の行に戻って読む。ふふふ、私もオトナになったものだよ。
ちなみに未完である。
でも、これもまた正直なところを吐露すると、永遠に未完であってほしいと思ってもいる。この世界に区切りがつくことなどあっては欲しくない。その区切りが何なのか、読者ならば分かるだろうから。そこで時間が止まっていて欲しいなと。
残酷にも願う。
えっと、番外編こっちにもお願いします。(私信)