「なんだ！！ 短編」を含む小説

僕が所属している弓道部には妙な“決まり”が存在していた。 ──「肩を叩かれても反応してはいけない」 なんのために制定されたかはわからないこのルールが僕の、僕たちの青春を大きく狂わ…

賢者の爺さんが言った。 「ほぉっほぉっ、ほぉっ。お主、勇者にならないか？」 「なんで？？あれだろ？魔王を倒しにいく奴のことだろ？いや、無理なんだけど。勇者とかランキングワースト…

『お姉さんって可哀想』 土曜出勤途中のある日、一人の女性は小さな男の子に心無い言葉を投げつけられた。 純粋な目で、なんの悪びれも無く───。 彼女は決意した。この子に自分が…

自分にしかできないことは必ずある。 担任の教師の言葉がどうにも引っかかる高校生、昭久。 勉強も運動も平均的な彼にとって、自分にしかできないことがあるのか疑問に思っていた。 そのこ…

クラスメイトが鏡を持ってきた。 でもどこか様子がおかしい。 いやに早口で話すし、話の要領もわからない。 なにがあったんだろうか。 ううん、一番気になるのはそんな事じゃない。 後…

　友人に寝起きドッキリを仕掛けることにした。僕はとあるルートからバズーカを仕入れた。日頃、友人には数多くのドッキリを仕掛けられているので、たまにはこちらから仕掛けてやろうと思った…

私が所属しているサークルでは30分２題小説という活動を行っています。メンバーが２つずつお題を紙に書き、くじ引きで一人２つのお題を決めて30分でそのお題に沿った小説を書くという活動…

【私は赤く染まった自らの足先を見る。ある程度乾きつつあるその塗料は一部が皮膚に付着している。指の腹で軽くこすってやると、まるで割引シールが剥がれ落ちるみたいに若干の掠れを残しなが…

【あらすじ】 　その探偵事務所は、新宿の雑居ビルの七階に事務所を構えていた。 　人探し専門の探偵事務所だった。しかし、事務所の看板は掲げていなかった。 　だが、替わりに広告を出…

大学生の千春がよく通う喫茶店「松ノ木」。 そこで彼はもう一人の常連・一澄に出会う。 それから二人は決まってこの店で他愛もない話をして、笑い、こころを通わせ合う。

お祭りの金魚を弔うお話。 【Ace in the hole. ー最後の切り札ー】のスピンオフです。ノワールとミナの透明な関係。 【本編】 https://kakuyomu.…

「はぁ、はぁ……今度こそ本文か？」 「あらすじじゃ」 「なんでだよーーっ！？」 「本文までは遠いのじゃ。お前も知っておるじゃろう？」 「た、たしかに……。カクヨムで本文を…

高校生の少年たちと、月のお話。 誰もが、届かない月に手を伸ばす。 その先にあるのが何か、見えていなくても。

四年ぶりに会った幼馴染の腕には、びっしりとタトゥーが彫られていた。 いっぽう自分は会社のストレスで潰されそうになっていて――。 人は何を拠り所にするのか。 生きづらい世界で、…

政財界のエリートの子女が通う私立皇倫学院初等部で運動会が開催された。 種目はかけっこ、ゴールテープを持つのは……学院一の美少女である。 ※本作はカクヨム公式企画「KAC2021…

クラスでおとなしいけど超強いギャモラー女の子と、その戦いっぷりを観戦してきた男の子のお話(*´д｀*) これ作ったときって、なんかのコンテストに(これじゃなくて別のお話)小説出そ…

一学年下の女の子に恋をした少女。彼女はある日、その後輩に隠し撮りしていた写真を見られて―― ※運命だなんだの言ってますが、ヤンデレちゃんです。

動物園で何気ない日々を過ごす動物たち。ただ単に同じ毎日を繰り返しているように見える彼らにも、それぞれの物語が存在する。動物同士の関わり、人との関わり、あるいは何者とも関わりを持た…

死ぬ勇気があればなんでも出来る。 なるほど。なんでも出来るのか。 じゃあ、死ぬか。

気軽に書いて気軽に読める。なんでもない掌編集です。