勇者の俺だがモテてはいない！

賢者の爺さんが言った。
「ほぉっほぉっ、ほぉっ。お主、勇者にならないか？」

「なんで？？あれだろ？魔王を倒しにいく奴のことだろ？いや、無理なんだけど。勇者とかランキングワースト一位の職業だろ」

「実はな……、勇者になれば……」
「なれば？どーせ、王国から多額のお金がもらえるって……」
「モテるんじゃよ」
「モテるの！！？」

そういうことで、俺は二つ返事で勇者になった。
のだが。
魔導士も、妖精女王も聖女も！！
そんな冷たい目で見ないで！？

勇者って、モテるんじゃないの！！？ねえ！

※短編なので2話で終わる予定