「困ったな」を含む小説

　宇宙には、二つの勢力があった。 　すなわち、ヒーローと悪。 　全宇宙ヒーロー協会と、それに仇なす宇宙の無法者軍団。 　その宇宙の無法者軍団の中でも、とびぬけた力を持ち、…

　前職で上司のミスを背負わされ、職場を止めた生田海斗。 　転職した先は、劣悪な環境のファミレスだった。 　厳しい上司、安藤雪乃はいつも海斗にきつくあたるが、困っていたら助けの手…

これから私が語るお話は、人間が立ち入ったことのない深い森の奥に暮らしている魔女っ子さんとその隣人達についての物語です。 　 　魔女っ子さんは今年12歳になったばかりの女の子。 …

私が学校帰りに立ち寄った公園で、ある男は「さっきみた夢」を語り出した。 ただの変な夢の話で終わるはずが、私は恐怖のどん底に突き落とされていた。男が私に話しかけたのはまったくの偶然…

　現実は、御伽話より夢がない。 　けれど、いいことがないかというとそうでもない。 「空木（うつぎ）さん、今日もお話聞かせてくださいな？」 　大学生の俺、空木陸人（うつぎりくと…

『五十鈴川　賢智（けんち）』は高校二年生。アメリカンフットボール部所属の豆タンク。交際経験なし。いい人であれば幸せになれると信じる隠れボッチ。マンガ、音楽、アニメ、動画などを日々…

熱帯夜。外に出て涼むために毛布を持ってコインランドリーへ行くことにした私。 初めてのコインランドリー。利用の仕方が分からず困っていると、怪しそうな見た目の男性が「お困りですか？」…

綾瀬花音は地方から上京し東京の私大に通っている、ライターを目指す大学2年生。 生活費を稼ぐため、ブログの記事やYoutuberの台本を書いて収入を得る傍ら、小説を書くことが好き…

幼馴染のナオちゃんが亡くなった。葬式の翌日、有給を使い昼で家に帰ると娘がいた。茶の間でナオちゃんと痔の治し方について話す何気ない会話。 子供の頃から導引を知っていた勘蔵は20歳…

　高校進学に向けて１人暮らしを始める為、友田勇人（ともだゆうと）はなるべく予算内に収まるアパートを探し続けていた。 　それでも良い物件が見つからず困っていたところ、母から同居さ…

困っているときに、その効果音を鳴らすのは止めなさい。

　タランティーノは案に困っていた。ドリーム社の企画案の発表日が迫っているのだった。彼は、先祖の著書を手に取り、席について読み始めた。

聖なる夜に全てを失い途方に暮れる主人公。そこへサンタクロースから一枚の求人広告を手渡され、面接先に向かうと待っていたのは女神様だった。仕事内容は異世界に行って宝箱の中身を渡すだけ…

エメルア王国は長雨に悩み、困った国王はかつての伝承のように生贄を出すことにした。 「王の血を継ぐ清らかな乙女」として、私生児である第七王女ハイデマリーが水に沈む。 虐げられて嗤わ…

　あれは忘れもしない、二年前の事。当時の新聞には小さく扱われた飲酒運転事故の記事。 ”正午過ぎ、歩道に乗用車が突っ込み三名死亡。運転手からは基準値を大幅に上回るアルコール量が検…

　宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。 　葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。 　なぜか？　彼女が高…

このお話は、タイトルをどうしたらいいかわからず結局、食べ物にしてしまいましたが悪気はありません。 ときにタイトルが出てこないで困ってしまうときがあります。 皆さんはどうしているの…

30歳の誕生日、真奈美は自分の為にケーキ屋を探していた。 お店があったはずのところはバーになっていた。 困った顔をしていた真奈美にそのバーのマスターはケーキの代わりにカクテルをご…

雪の日に、実家に帰省する男。雪に滑り困っていると、窓を叩く音がした。男が顔を上げると……。

魔物と人間との関係を繋げ、互いの立場を重んじて両方共の平和を願う繋ぎ人がいる。 だが、それは概念的説明であり、繋ぎ人の実態としては魔物に困っている人々から交渉料として高金を巻き上…