古代遺跡調査報告書
ソードメニー
第1話 本を探して
タランティーノは案に困っていた。ドリーム社の企画案の発表日が迫っているのだった。彼は宣託市立図書館に来た。はじめ『思想』の分野の本を手当たり次第に読み漁った。しかし、内容の難しさと興味の引かなさで、彼の集中力は途切れた。気づけば彼の好きな『歴史』の分野にいた。棚に並ぶ沢山の本の中に、彼の目を引く本があった。彼はその本を手に取った。
「『古代遺跡調査報告書 著者・ボルサリーノ・ボランティーノ』!?家の先祖か!」
彼の驚いた声が図書館に響き渡った。彼は身を縮めながら貸し出しの受付へ移動した。彼は仕事場に戻った。借りてきた四、五冊の本を机に並べ、腕組みをした。
「まずは、これから読もう」
彼は、先祖の著書を手に取り、席について読み始めた。
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