「いいんでしょうか」を含む小説

　俺、稲守夏樹（いなもりなつき）にはちょっと変わった幼馴染がいる。 　妖怪あるいは神様。俗に言うお稲荷さんであるところの彼女、稲荷冬海（いなりふゆみ）。 　人の役に立ちたい冬美は…

　俺、諸星立樹（もろぼしたつき）は、スマホを前にしてウンウン唸っていた。 　というのも、「未来の俺」を名乗る男から 　「お前の好きな智子の完全攻略法を教えてやる」 　というメール…

物心着いた頃からの付き合いのある幼馴染同士、お互いに恋人が出来ない理由が分からない。 たまにはそれを一緒に考えるのもいいんじゃなかろうか？

　お父さんは、いつだって仕事ばかりだ。帰ってきてもご飯は食べないし、朝起きたらその日の分のお金だけが置いてある。ああ、そうか。きっとお父さんはわたしのことなんてどうだっていいんだ…

ちょっと待て、話が盛り過ぎて何から驚けばいいかさえ……はい、僕は、今、とっても冷静です(棒読み)。あ、これを御主人様に差し出せばいいんですね(棒読み)。どうぞ、献上いたします(棒…

それらしい前兆も予兆もなく。 納得できる文脈も脈絡もなく。 究極的に唐突に誰か一人が思いついたことを。 僕らはとことん語り合う。 真剣に不真面目に議論する。

詩、あるいは短い小説。 今はそんなことどっちでもいいんだ。 だって、君の悲鳴が聞こえてきたから。 誰もいないはずの旧校舎から。

青じゃない空を見た時、僕は疑問を持った。赤と紅、どっちのアカだろう。きっと、おじさんなら分かる筈だ。 そう思って訪ねたけれど、おじさんは物知りなのに分からない。 どっちでもいいん…

便利屋の俺の元に現れた美少女は、琵琶湖に住む湖底人だと名乗りやがった。一般人の俺に琵琶湖の水を一度全部抜いて、外来種駆除と人間が捨てたゴミの掃除をしてくれと言う。しないと日本中の…

大学に無事進学した青年「志野政宗」。高校を卒業し心機一転一人暮らしを始める彼だったが、高校時代の後輩が家に住み着いてしまった。しかも二人。彼女ら曰く、家庭教師として勉強を教えても…

バスの事故で亡くなったあたしが転生したのは小説の中らしい。ヒロインに憑依しているけど、あたしの推しは悪役令嬢の方。でも、悲観はしない。ヒロインならヒロインにしか出来ないことがある…

【ジャンル別月間最高1位、総合1位！】 「なぁ、聖女様？　いつになったら帰るの？」 「ふぇ？　私はユリスがいる限り帰りませんよ？」 魔法という物が世界に浸透しているこの世界。…

「何かお話して」 　我ながら子どもっぽいと思うが、こんな時間があったっていいんじゃないかって思う。 「何かって何？」

クエストが終わって、宴をしている時、突然勇者---シャックに言われた。 「なんでお前まだここにいんの？」 「なんでって。同じパーティメンバーなんだから一緒に居るのは当然だろ？」…

バーベキューを楽しんでいた田上家は、突然謎の組織に拉致されてしまう。再会を果たした時、妻の美代子は変わり果てた姿に変えられていた。 おい、美代子の要素が1ミリも残ってねーぞ！ 果…

由美子ちゃんがアメリカから帰ってきた！ 中川が歓迎会を企画する。 一方、仙貴は自分の妹を思い出していた。 自分だけがいまこんなに幸せでいいんだろうか？と自問していた。 文体を変…

両親の影響でスマホ教へ入信していた主人公 けれどどうしてもスマホをあがめる気にはなれない。 あるとき、友達が充電の儀の巫女に選ばれたと聞いて……！？ ↓前回の投稿↓ 『人生…

幽霊がこんなに明るくていいのか…？いいんです！でも、この幽霊、人をビビらせるのが下手すぎる。残念な美少女幽霊、幽華と、心霊映像好きの男子高校生によるスゴいホラー作ろうぜ ！的なス…

グランシスディア世界のギルディアスという国の冒険者ギルドに属する、とあるPTの話です。 『異郷幻想史グランシスディア戦記　グランシスディア・ゼロ駐屯のギルド支部隊の話』には新版…

地面の底の底にいる、ゲジゲジのような生物。 地底人と呼ぶには人間に似つかわしくない、ゲジゲジのような生物。 人間と同程度の知識を持っている、ゲジゲジのような生物。 「じゃあゲジ…