「やめて」を含む小説

これは深夜の散歩中に出くわしたとある妖怪のお話。語り手の趣味は深夜の散歩だったのだが、ある出来事をきっかけにやめてしまう。あれを妖怪と言っていいのか。そもそも妖怪とはなんなのか……

　この男、とんでもない可能性を秘めている大人物なのに誰にも見つけて貰っていない――と思っている。 　その証拠に今まで経験したアルバイトは何か自分に合わない気がして、全部三か月で…

　お湯を注いで、待ち時間、僕は読み掛けの本を手に取る。しおりを使わず、本を屋根の形にして置く癖を見て、「まぁ他人の私が言うのもなんだけど、その置き方やめたら」と言った高校時代の同…

終電を逃して歩く夜道ほど虚しいものはなく、生きているのをやめたくなる。あるいは、世界が壊れるのを願ってしまう。 実際、そのときに世界は壊れるのだが、またすぐに新しく出来てしまうよ…

小学生にて何を間違ったのか、オタク文化（＋ネット文化）に足を突っ込んでしまったわいが、自分のオタク文化について振り返り、思うところをとりとめもなく書き記すエッセイ。誰かが笑ってく…

〈ぼく〉は継母に車から降りろと言われて一人で歩き出し、雨宿りのために知らない家に勝手に入った。すると……。

KAC20233テーマ『ぐちゃぐちゃ』参加作品。 何このテーマ！　めっちゃおもしろい。 ひさしぶりにカクヨムを見直した。 美味しい可逆時間濃厚たまごサンドの作り方。 電動車椅…

不穏なネタばかり浮かんだけど、やめました。

高校で漫画アニメ研究会に所属していた鳥居歩夢（とりいあゆむ）と楠木田叶音（くすきだかのん）は、ひょんなことから異世界に召喚され、勇者と陰陽師という「職業」に就き、異世界を旅してい…

解放されるため、満たされるため、私は暴走する。

僕は料理がそれなりにできる。いや趣味だ。父さんと2人暮らしだったから。 今は大学へ通うため独り暮らし。そんな僕にもカワイイ彼女が出来た。 風邪を引いて倒れた僕のために、彼女が料理…

食事中に音を立てるなっていうのはわかる 音を立てて食べるのは下品だからなあ でも、蕎麦はズルズル音を立てて啜って良いってどういうことなんだよぉ～ 音を立てた方が風味が出るとかよぉ…

「ユニコーンは処女の娘に近寄って来るんだって。だから、私には捕まえるチャンスがあるんだよ」 朝顔の緑のカーテンの日陰で君は笑う。 「……そう言うの、男に言うのやめて」 でも…

「酒に弱いから」という理由で六年付き合った彼女・南 舞香にフラれた喜多屋壮助は、ある夜、催眠術師に出会って「飲酒できる体質」に生まれ変わる。 残業の後に公園で一人酒するのが趣味に…

えちち注意！ 私の家の近所には、不思議な本屋『一服堂』がある。そこの店主の倫さんは年齢不詳の不思議なお姉さんだ。どこからともなくぬらりと現れて私の背後にたつ。やめてくれないかなぁ…

小学四年生の紡は物語を書くことが趣味だったが、クラスメイトにそれをからかわれ、深く傷つき不登校になる。それから四年後、中学二年生になった紡は訪れた図書館で二つ年上の高校生・凛太郎…

―KAC2023参加作品― 前世持ちのぬいぐるみの、一番苦痛な時間のお話

KAC2023の②。お題は『ぬいぐるみ』 ホラー書こうと思ったけど被りそうだからやめました。

　こんにちは。私は、ヒビキです。なんか元魔王のロアちゃんと一緒に旅したり、学園に行ったりする予定です。まだ、物語が始まったばかりなので、どうなるか私にも分かりません。ロアちゃんは…

サルバセ国の次期女王ラナウィは建国の祖である『魔女王』の後継者であり、その膨大な魔力は彼女の想い人の加護にしか使えない。そのため彼女が五歳の時には婚約者候補が『箱庭』に集められて…