記憶の中の人々は変わらずそこにいて在りし日の姿と声で語りかけます。本作を読んでいると、思い出や追慕について考えてしまいます。来し方にある思い出は、心の経てきた道程であるのでしょう。そしてこれから進む先の道標ともなる。そう思いました。この思い出を巡る物語が、多くの人に届く良い。そう思わされました。
悲しく切ない背景がありながらも、こんなにも読後感がいいのは主人公が前向きだからなのでしょう。作中の皆に祝福がもたらされますように。
それぞれの優しさが美しい音になる。それは切なくて美しい音色です。
泣けました。好奇心旺盛に冒険をする君へと、届くでしょう。お母さんへと、届くでしょう。切なくもステキな物語、オススメです(๑•̀ㅂ•́)و✧
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