「現代・日常」を含む小説

「たこ焼きをくれたら、奇跡をおみせしましょう」 　そう言った神様の奇跡は、びっくりするほどしょっぱかった。 　インフルエンサーとして担がれる事に疲れた音楽家は、気分転換に立ち…

高校一年生の速水瞬は天体観望が好きだった。いつもなぜかついてくる幼馴染の同級生＿＿白澤紬はとある冬の天体観望の時にこんなことを言い出した。 「いつになったらあの星たちに届くんだ…

ある県の山奥でひっそりガラス工芸士として働いてる僕。一生懸命努力して月に何件かはオーダーメイドの依頼が来るぐらいの職人になれた。でも……僕知っちゃったんだ。この世にはガラスで作る…

主人公の正樹は美大に進むも自分の実力に自信を失っていた。ある日、テレビに出ていた人物が贋作を売っていたと報道されており、しかも正樹はその人物に模写を売ってしまっていたことを思い出…

この作品は非常に読み口のいい話であることを意識して書いています。奥深さは弱いですが、面白い話にするつもりです。不定期で更新します。ぜひ流し読みでもいいので読んで見てください。

今は亡き弟との思い出を振り返る

見習い和菓子職人・杏崎かの子、22歳。 彼女には不思議な力があった。幼い頃から、妖や幽霊の影が見え、人の嘘が「猫語」に聞こえるのだ。 その能力のせいで親しい友人もできず、苦労しな…

　夏の気配が色濃くなりつつある、とある日のこと。平凡な日常を享受する女子大生のもとに、ふわふわ浮遊する自称幽霊の男が現れた。 　未練なし、祟り実行済み、成仏希望。それなのに現世を…

日本のとある地区。 限界集落により放置された場所を開拓。 日本から特区として認定された街。 その街の市長となり市を運営していくが、この特区におけるルールは日本の法よりも優先する…

　いつも失礼で、いつも騒がしくて、いつも元気な俺の後輩――神崎鈴羽。彼女と一緒にいると疲れるし、怒れる事もあるけど、なぜか嫌な気持ちには全然ならない。だから今日も俺とあいつは、一…

ここは静岡県沼津市。お茶農家の香爽園《こうそうえん》の跡取り夫婦はご近所で評判の仲良しカップル。二人は今日も周りに見守られてのんびりまったり暮らしています。 【登場人物】 ★向…

彼女との関係を終わらせたかったら、たった一度こう言えば良い。 「そんな事どうでもいい」…と。 背景、人物、動作、日常の描写の練習用 意味、テーマ、メッセージ性、…

ある所に小さな稲荷神社があった そこに祀られているのは2匹の狐 御狐様と呼ばれる青年と、小狐様と呼ばれる少年 しかしその姿を見る事が出来るのはごく1部の人間 その中でも"守人"と…

ラスク。語源はねじれ。 恋のスパイスは、別れ。 ※小説家になろうにも掲載しています 前作：夕立ち放送フィルム 次作：悪戯なアポトーシス

「あなたと、恋がしたいです。」 　ある日一通の手紙が下駄箱にあった。 　宛先も、差出人もない手紙にはその一文だけ。 　受け取った高校三年生の周防　紬（すおう　つむぐ）はその手…

我が家には座敷童子が憑いている。 一生懸命お世話を焼いてくれる可愛いその子には。 猫耳と尻尾がついていた。

梅雨、放課後のとある二人の連盟のお話。 ※小説家になろうにも掲載しています 次作：心残りラスク

久我沼幸子、42才バツ1子供有り。子供の頃に憧れたのは魔法少女だった。今は現実を知り、大人になり、人生に疲れている…。

　地味で平凡でどちらかと言えば陰キャな高校二年生・大棟凡人（おおむね・なみひと）の願いは、高校三年間をモブキャラとして無難に過ごすこと。だがそんな彼の意に反して、周囲には学園ナン…

恋をすると相手に依存してしまい、上手くいかない亜純。この性分はもう治らないのかと悲観していた矢先、同じ職場で悠理に出会う。急速に惹かれていく最中、彼女は言う。 「私もうすぐ死ぬ予…