「#少し不思議」を含む小説

気が付くと片岡ゆうきはそこにいた。 果てなく続く白塗りの床に、空を満たす夕焼け。 そしてそこにポツンと置いてあるこたつ。 ゆうきはそこで先輩――森長優姫と出逢った。 ゆうきは…

あるイベントにて提出させて頂いた読み切り作品です。 テーマは、『御伽噺』と『少し不思議な日常』。 読み手によって解釈が変わる話を目指しました。

「私のこと助けてくれませんか」 ある日の夜、僕は謎の少女「青葉燈」と出会う。未来が見えるという彼女と僕は一緒に生活することになる。 これは僕たちが辛いことを乗り越え成長する、ごく…

ひとりは、2017年から、見ず知らずの女の子へ。 ひとりは、同じ時代、クラスメイトの女の子へ。 ひとりは、2014年から、過去の自分へ。 三者三様、それぞれに起きた変異。事態の…

真夏の雷雨が降り注ぐ街のアパートに住む男は、ある存在を今か今かと待ち望んでいた。 それは獣の姿を成した雷と共に現れる雷獣だった。 男とあやかしの少し不思議な日常を描く現代ファン…

僕と妻は五年ぶりに、懐かしの高校にやってきた あの頃起きた少し不思議な事件を思い出す

宇宙の最果て、星の消える場所。 私は 俺は ずっと君を待っていた。

──遙か彼方、神代の向こう。 ──僕達は星だった。 高校生と宇宙の夢の話。

もし、自分より大事な人と死に別れたとして。 それでも一目でいいからもう一度会いたいと思えるなら。 一生に一度だけ。夕暮れ時に唱えれば。 黄昏時にだけ、そんな願いをかなえてくれる。…

自然に囲まれた、小さな町。 そこには、少し不思議なポストがあった。 〝|梟《ふくろう》郵便〟 そう書かれていること以外、何の変哲もない丸型ポスト。 木々に囲まれた神社の入り口…

とある村に住む、齢10歳の少年。その名をベオウルフという。 村に凍竜クルドガルフが出現したその日を境に、彼の全てがガラリと変わった。 そんな彼の、不思議な物語。

若き官僚である遠藤は残業帰りの夜、人語を話す茶トラの猫と出会う。 それは故郷の親友・アチョーだった。アチョーは文学を志し何年も奮闘するが、上手くいかずとうとう頭がパーンして猫にな…

感情が乏しく、毎日がつまらない、生きている意味がわからない、そんな主人公が沢山の本を通して大切なものに出会う物語。 主人公、空と少し不思議な先生と真摯な万年筆と一緒にたくさんの…

少し不思議な力を持った、女子高生チハルは、交差点を行き交う人混みの中に、強烈な違和感を感じ取った。 その謎を追う内に、チハルは、奇妙な運命に巻き込まれていく。 ※「サダオ」を先…

ある日かかってきた、一本の電話。 柔らかな笑い声を響かせながら、彼女は甘く口ずさむ。 『私メリーさん、今沖縄に居るの』 DJ風メリーさんと、日本列島の絶景に想いを馳せる４…

「やがて復活するであろう魔王の討滅に協力して欲しいんですよ」 わたしを破滅の危機から救った青年──ルカ・ブラントは、そう言ってわたしを仲間に勧誘した。 もちろんこの世界に魔王…

言の葉が導く、少し不思議な関係性。

月・火星・水星・木星・金星と地球を舞台にした“少し不思議”な話。 短編連作でそれぞれの星で１話ずつ、５話完結です。 いづれも女性主人公となっています。 １話目の月は、自分が月の住…

全ページ独立した五百文字前後の掌編集。 毎日更新していきます。

──右へ左へ、左から右へ、大きくゆっくり、今度はすばやく小刻みに。 少年とちょっぴり不思議なお話。