「#奇譚」を含む小説

戦後すぐの東京郊外で起きた奇譚。ようやく日常生活を取り戻した人々が今日もつつがなく日々を過ごす。帰宅時間帯真っただ中の通勤列車にある一人の男。ふとしたことから男は列車を降りて、せ…

ひょんなことから異世界に来てしまった俺の能力はただ一つ……

逢坂怪夷奇譚スピンオフ作品(笑) エイプリルフールの作者のお遊び企画が現実化。 不定期連載予定の短編集。 これは、逢坂の街で繰り広げられるある動物達のグダグダな日常である。…

久しぶりに「きみ」と再会した「ぼく」は、一人旅の間に起きた出来事を話す。「きみ」の反応を愉しみながら……。◆ タイトルは造語。毎度お馴染み（？）吸血鬼をモチーフにしたショートショ…

これは僕、大城　白野のおかしな物語である。 引っ越し早々に殺人現場に出くわしたり、 同じマンションのフロアの住人が兎のマスクを被って首を吊っていたり、 ミステリー研究部でひと悶着…

幼い頃、百鬼夜行を目にしてしまった少年 ヒトノコは妖世界に魅入られ、以来鬼の外道丸に育てられた。 妖世界に住む人々は皆美しい。 「それは彼らが、己にとって『本当に大切なこと』を…

「死んだら故郷に埋めてくれ」 今わの際に、よく呟かれるこの言葉。 それは、なにも故郷が恋しいから死んでも還りたい……などというセンチメンタルな理由などでは勿論なく、故郷で埋葬し…

悪鬼羅刹を打ち砕く ビルの谷間で斬り祓い 暗がり小道で捕物帖 麒麟の名は今日も踊る ※某楽曲から着想を得ました。

糸猫庵に置かれた手帳。そこには来店した誰もが手記を残すことができ、記述を重ねて形作られていく交代日記だった。 ヒトならざる彼らのふとした呟きや愚痴から彼らの日常を覗ける手記の集ま…

Twitter企画「禱れや謡え花守よ」の小説(?)を書いてます。企画もキャラ作りも小説も全てが初心者なので、温かい目で見て頂けると幸いです。 最新のキャラプロフは「『禱れや謡え花…

門馬優斗はどこにでもいるゲームやアニメの好きなアレ系の男子。実際にはいない『妹』に憧れ夢を見る15歳。そんな彼はある日突然異世界に飛ばされる。そしてあろう事か世界樹様の気紛れによ…

　摩利支天を倒す事はかなわなかったが、新たな八部衆の一人、天王が覚醒した。 　そんな中で、高橋勇一は好敵手とも言える存在、日野崇と出会う事になる。勇一と拮抗する神力の持ち主を前に…

「おい、待て！ さもないと撃つぞ！」 ただただそう「言うだけ」で、追いかけもしないし撃ちもしない。 それが「言うだけ刑事」の勤務スタイル。 ところが突如、「言うだけ刑事」の「言う…

謎解きが好きな少年、橘周吾郎（たちばな・しゅうごろう）が高校の合格発表で出くわしたのは、三度のメシより推理を溺愛する“迷”探偵の少女、小日向春瑚（こひなた・はるこ）だった。周吾郎…

旧作掘り起こし、またの名を「創作土用干し」（笑）。過去、ネット公開し、一端撤収した作品です。もし、嫂（あによめ）が鰐になったら鰐嫁（わによめ）か……という、駄洒落から着想した奇譚…

いつものように超郊外の自宅から出勤した俺は電車事故に巻き込まれる。 不思議にも怪我もなく無事に生きていた俺だが、事故の形跡が全くない現状に大きな違和感を感じる。 いつもと同じ日…

「奇病」発生ーー「奇病」を治すためには、「日本呪術協会」に入り、「異界仕事」をしなければならない 昔の、大天才であり、今は鬼「教官」の娘、冷堂氷（れいどうこおり）を護衛することを…

「ジパングはカタイの東1500マイルに浮かぶ広大な島国だ。莫大な黄金を産出し、王の宮殿は金でできている」 マルコ・ポーロ著　東方見聞録より 西暦1689年日本。徳川泰平の江戸時…

自主企画《廃墟散歩小説》と《一人称・一文・1000字以上の小説を書いてみよう》の合わせ技・書き下ろしショートショート。どちらか一方のお題しかなかったら、あるいはどちらにも出会えな…