「女主人公 サスペンス」を含む小説

フリーター、実家暮らし、三十歳独身。現代社会を無気力に生きる明星美夏（みょうじょう みか）は、父母の死を契機に完全に生きる意味を見失った。しかし一方で、生来の怠惰癖から死ぬほどの…

魔法。 それは、かつて神が村を救った、神の御業。 村の巫女が民を導いた、奇跡の業。 そう伝わる、伝説上の存在であり、希望そのものだった。 しかし、時が経つにつれ、それは恐れへと…

　友人と共に旅をしている主人公は、偶然立ち寄った街で腹を壊し、一晩だけ病院へ入院することになってしまった。一見何の変哲もない普通の病院だったが、説明のつかない不可解な出来事が立て…

【完全趣味作。読みやすさ度外視】 あらゆる危険を察知する少女、誡。 しかし危険を回避できる異能力を持ちながら、誡は危険な世界に足を突っ込みがちである。それは能力の代償に感情が希薄…

時は20XX年。 犯罪は激化の一途を辿り、人の手では成し得ないような不可思議な現象も数多く目撃されていた。 そして1日の犯罪件数は警察の手に余る程増えていき、警視庁は警察外部から…

漆黒を貫く冷たい眼孔、闇を誘うかのように揺れる長く黒い髪。 唇に薄く引く紅は男の為では無く、死神に捧げる祝詞を唱える為だ。 彼女の名前は「ＱＵＣＡ」 死の匂いを黒い外套で包み、短…

　八月上旬。都内有数の高級住宅街に、男性の遺体が発見された。 　通報を受けて駆け付けたのは、警視庁捜査一課の刑事達。その中に、一際異色を放った女性警察官の姿があった。 　名を御伽…

　御伽栞（おとぎしおり）は、優れた推理力を持つ新人刑事。どんな事件も鋭い観察眼で解き明かす期待の新星である。 　しかし、ひとつだけ問題があった。彼女はとんでもない脱力系女子なのだ…

　そこは、星の慈愛に満ちた世界。 　星の声に選ばれた子供達は、親元を離れて『星養成機関・ドーワ』で暮らし、１８才で星になる。今年で１８才となり、星になるまで１ヶ月を切った少女・…

　持病により青春時代の大半を仮想世界の中で過ごしていた少女、六町由宇季（むつまちゆうき）は何の前触れもなく夢から覚めたように森の中で目を覚まし、傭兵の青年に助けられる。 　そこは…

【あらすじ】 『ミズチはアンタをどうするか』 高校生の木徳直人(きとくナオト)は見知らぬ部屋で手足を縛られていた。 目の前には刃物を持った謎の女。彼女は自身をミズチと名乗った。…

1930年、田舎娘、マヤ・パラディールは汽車の揺れに頭をぶつけ目を覚ました。 しかし、満席だった車両には、燕尾服を着た巨漢の手品師が一人いるのみ。 巨漢の手品師は立ち上がると、マ…

トーランド王国、国境の街レゲンダで軍医をしているライラのもとに、王都から来たバーンズという騎士が転がり込んできた。 麻薬取引の疑いでレゲンダに調査に来たという彼は、なぜかライラ…

氷花は疲れていた。学業に。習い事に。人間関係に。生きること自体に。 そんな彼女を見兼ねた従姉妹の律子は、気分転換させてやろうと氷花を茶道部の合宿に誘い、二人は他の部員と共に別荘…

　美術部の部室で発見された血まみれ首なし。通称『グレートマザーの怪事件』。解決するために捜査に乗り出す風紀委員。それは雑用ばかりで満たされていなかった新米風紀委員のマナカに任され…

主人公と自称劇作家が喫茶店でゲームをするだけの話、もしくはそこから始まる話、あるいはそこに行き着く話。 長編の番外編という扱いで書き始めた短編集。本編よりも先に形になってしまっ…

「事件なんてのは、いつでもどこでも起こっている訳で。日常ってのは実にサスペンスで――――」 『いつかきっと会えるから。』 の八年前を描いたスピンオフ！ 　舞台は私立フリードマン…

女子大生の柳木麻衣は導かれるように入った古書店で１冊の本を手に入れる。 その本にはドッペルゲンガーの研究とそれを応用した自分を増やす方法が書かれていた。 そこで、麻衣は自分を増や…