概要
たった一人の少女のために描かれた物語だって、誰もが忘れて生きていく
【完全趣味作。読みやすさ度外視】
あらゆる危険を察知する少女、誡。
しかし危険を回避できる異能力を持ちながら、誡は危険な世界に足を突っ込みがちである。それは能力の代償に感情が希薄なためでもあった。
二丁の拳銃を振り回す彼女の表情筋は、だいぶ死んでいる。
ある日、親友の少女が突然の自殺を遂げる。友人である更科奏繁と共にその自殺の理由を探すことに。
だが二人の行く先々に、親友に端を発する災厄の姿があった。
※思い付くいろんな手法を試す実験小説的な側面があります。
※魔法・魔術等の独自解釈あり。流血表現にご注意。
〈時系列章順〉
第五章→第二章→プロローグ→第一章→第三章→第四章→第六章→エピローグ
あらゆる危険を察知する少女、誡。
しかし危険を回避できる異能力を持ちながら、誡は危険な世界に足を突っ込みがちである。それは能力の代償に感情が希薄なためでもあった。
二丁の拳銃を振り回す彼女の表情筋は、だいぶ死んでいる。
ある日、親友の少女が突然の自殺を遂げる。友人である更科奏繁と共にその自殺の理由を探すことに。
だが二人の行く先々に、親友に端を発する災厄の姿があった。
※思い付くいろんな手法を試す実験小説的な側面があります。
※魔法・魔術等の独自解釈あり。流血表現にご注意。
〈時系列章順〉
第五章→第二章→プロローグ→第一章→第三章→第四章→第六章→エピローグ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!交錯する時間軸の中で次々と明かされる、ダークな物語と舞台裏
難解な作品です。「読み易さ度外視」と銘打っておられる通り、純粋な面白さよりも読み解く楽しさを追求した作品と言えます。
作者様の他作品と比べても、裏側にある設定の量が並外れて膨大。跳躍する時間軸に、掴み辛いキャラクター群。
ただ、ブラバするのは勿体ないです。僕みたいな馬鹿でも、初っ端からぼんやりと読み進めていく内に明かされていく情報やキャラクターの背景が次々と頭に流れ込んで来て、この作品の魅力に気付きます。
ある程度まで読み進めれば、「あぁ、これは難解な設計にしなければ成り立たない作品なんだな」と気付くと共に、実際にこれを書くのにどれだけ頭を捻ったのかと思うと、目眩がしてきます(笑)
現…続きを読む