「人 震災」を含む小説

　19世紀後葉、明治維新・戊辰戦争によって、江戸幕府は滅び、七百年間に及ぶ「武士の世」は終わった。250～300地域の藩が割拠し、更に維新軍（討幕派）と幕府軍（佐幕派）とに分断さ…

この辛く悲しい出来事は私たち二人を紡ぐ。 この物語に入り込める人だけが涙を流す。 涙を流すことを忘れた私は、担当になった主治医。杉村将哉によって救われた。 すでに人としての心を…

あらすじ 　２０１６年４月１６日未明、震度７の地震が熊本、阿蘇で起こった。ちょうどその時、僕たちは南阿蘇村へと旅行に来ていた。大坂のシェアハウスで知り合った、二人の日本人と四人の…

人生には、小さな奇跡が待っている。 人の痛みは、どれぐらいで癒えるのだろうか。2011年3月11日から10年後、美咲と隼人の二人は仙台に戻ってきた。あの日、失ったものと向かい合…

　今より少し先の未来、起きるべくして起きた震災によって、日本の経済は破綻し、豊かな生活は困窮することとなった。しかし、なおも発展し続けてきた日本のアニメや漫画やライトノベル等のサ…

　震災でメルトダウンした原子力発電所の収束のため駆り出された自衛隊特殊部隊隊員が被曝した。復帰しない部下の動向を探った上官は、秘密裏に人体実験として生かされている事実を知り、密か…

２０１１年３月１１日、業務上過失致死罪の容疑で留置されていた警察署が東日本大震災の津波で全壊しながらも九死に一生を得た児玉軍司は、翌朝、同房の５人と共に仮放免される。津波に被災し…

大津波で両親を亡くし、ＳＭ撮影で死んだＡＶ嬢の弟だ、とのいじめを苦に藤原恵人は中学入学式の前日に自殺をする。霊となった恵人は自殺を止めようとした先輩霊の沢口光司に身勝手な行動を叱…

子供だった私と､大人なキミと……｡ そんな2人の恋人が､とある自然災害で一生会えなくなる物語｡ 大人になった私が､もう会えないキミに届けたい気持ちとは何か……｡

大学二年生の依利江が旅の誘いを受けたのは、夏休みも近い放課後の小田急線だった。 旅の行先は、東日本大震災津波被災地、東北！ 発案者は同じ学科生の三ツ葉。 インドアで人に流されやす…

　２つの戦争での勝利と、欧州全土を舞台とした有史以来初の大戦による特需の煽りを受けて、栄光の坂道を駆け上がっていた大日本帝国。だがそれも大戦の終結と共に、坂の頂へと至る。そして、…

2011年3月。僕は迷彩服を着て東北の街を掃除していた。 同年5月。東海地方の芝生の上で、サッカーをしていた。 僕達はみんな笑顔で、いつもふざけ合っていた。 今思えば僕達は、イヌ…

特殊能力β-012。生まれつき遺伝子操作で特殊能力を埋め込まれて生まれた少女。 蘇芳美月。 幼いころ『その力は日本を守る為に使いなさい』そう言われ続けて育った。 同じく特殊能力β…

世の中は電気で動いている。 だから、まずクランクを廻さないと始まらない。 大震災後、人はあまりモノを燃やさなくなった。 原子力の爪痕、化石燃料の枯渇、これでもかと破壊されたイン…

2011.3.11……東日本大震災…… あの大津波の映像を見ながら、これは絶対に忘れるはずはないと思っていたのに、3年後の2014年……、カーラジオから聞こえたパーソナリティの…

鼠、ミミズ、ヤモリ、糸車の４短編です。 鼠は横須賀の猿島で徴用され猿島で死んだ朝鮮人の幽霊を見た物語、朝鮮半島の歴史に同情的に描いておりますが、今は全く正反対の感情を持っておりま…

毎年夏になると約1万人が「いわき踊り」でいわき駅前大通りを練り歩く。 東日本大震災、それに続く原発事故。 放射能の恐怖に怯え、いわきを去った者、それでも残った者。 あの日以降、街…

　祖母の実家熊本市の西へ向かう、母とわたくし。震災は未だ去らない。震災特需で忙しい、伯母ちゃんが教えてくれた被災者の日常。なのにそれとは関係なく、昔の想い出にトリップする筆者。九…

時が経っても愛し合える夫婦というのは貴重ですね。 震災から30年後の未来、わたしたちはどんな暮らしをしているのでしょう？どんな気持ちを抱えているのでしょう？ 一緒にタイムトラ…

故郷である宮城県東松島市を題材に書きました。 少し賢い犬と、少年が散歩するお話です。