「並ぶ」を含む小説

小学校で初めての夏休み。 毎日気温４０度超え。 熱すぎて外出危険警報発令って、つまんなぁーい！ そんな夏休みに、やっときた曇りの日。 お母さんとお姉ちゃんと一緒に、大きい公園へ…

滝呑仁は大学の入学式で、不思議なサークル勧誘ビラを手にする。 『飲みゲー』やら『コール』やら、見慣れない単語ばかりが並ぶこの文章を書いたのは、『飲みゲー文化保存サークル』なる団体…

バレンタインデー迫る、二月初め。 澄花は年上の友人・南波さんとバレンタインチョコ売り場へと赴く。とりどりに並ぶチョコに胸躍らせつつ、澄花はチョコレートを渡すつもりでいる新淵さんを…

――　一世一代の恋をした。 私が恋する男の子は、小説を書く天才でした。 -------- 私が配信主をしています放送中に、リスナーさんも参加型の企画として不定期で三題噺を開…

魔王の友人であるニドは、この世界の裏ボスとも言うべき存在。静かに生きていた彼女だったが、並ぶ行列をうっかり間違えて魔王軍四天王の選抜試煉に参加することになってしまう。ニドは誰にも…

目覚めると、見知らぬ場所にいた。 草原と青空。そこに並ぶのはTシャツ。Tシャツ。Tシャツ。そして店員のお姉さんがひとり。 「アタシはTシャツ屋さんです。ただのシャツ屋じゃありませ…

同世代の加藤シゲアキ、 綿矢りさ、 書店に並ぶ数多(あまた)の作家に 勝てる気がしないので、 擬古(ぎこ)文(ぶん)でちゃを濁します。

ある日、飼い犬を連れてドライブに行くと山の上にある神社前を通り掛かる。そこには男性達が列を作って並んでいた。そこには一人女子高生が混じっていた。車を止めていた私は気になり、その列…

冬の寒空、気分転換にソロのバイクツーリングに出る。 しばらく走り、体が冷えると目に入る自動販売機が並ぶ小屋。 今はコンビニに変わってその数も少なくなった自販機売り場だが、田舎の峠…

　大魔法使いから提供されたサービス――「メニューウィンドウ」。 　大きなカバンを持ち運ぶこともなく、大量のアイテムと装備を持ち運ぶことができる。 　宙で指を振れば詰め込んだ道…

未だ言にあらず――それは、未だ言葉としてなかった物事に宛がわれた言葉の未《いま》だ。 それを『未言』という概念で産み出していったのが、未言屋店主です。 その未言屋店主の思い描い…

仕事の帰り道、私は不思議な光を放つ「何か」を見つけた。 誘われるままに近づくと、そこには扉のついた大きな箱があり、中にはクイズ番組のボタンのようなものが。私は好奇心に抗えず、中へ…

『大丈夫、忘れるなんてできっこないよ。だって君の物語は、すっごくキラキラしてるんだもん』 　中学生時代、『赤糸　不切(あかし　きれず)』としてラノベ作家デビューを果たした少年、…

中学一年生になり、初めて一人で電車に乗った奏はうっかり寝てしまい、最寄りの駅を乗り過ごしてしまう。仕方がなく、知らない街で電車から一度降りることに。その街はとても変わっていた。 …

『二兎を追うものは一兎をも得ず。 　だが恋はただ一兎を追えばいい』 　そんな文章が画面の中央に表示された。 　薄緑色の背景に濃紺の文字のシンプルなレイアウト。アプリのホーム画面…

　質屋・籠（こもり）は、誰かの思い出が詰まった品を担保に、金銭を融通する質屋だ。 　ただし、その品が質流した場合、所有者は受け取った多額の金銭と引換に、その品にまつわる思い出を全…

　露店。絵画を売る画家がいた。 　フードを深く被った女性の画家は、似顔絵ではなく『客の未来を見て』描くことができるらしい。 　……その露店の店頭に並ぶのは、津波に飲まれた町や崩…

木戸晴信は剣術道場の次男坊。 家族を事故で喪おうと、両親が内密に結んでいた婿入り話により孤独から救われる。 だが、許嫁の女木華耀夏が神隠しに遭ってしまう。 それから半年、解決の兆…

極東の国曨より更に東の海洋に浮かぶ島、そこには鬼が住まうという。 鬼族の姫であるシュラは幼少の頃に郷を訪れた冒険者達の冒険譚に憧れ、いつの日か島を出て外界を旅する事を夢見ていた。

俺の名前は「酒井　信之」。通称「吞兵衛」だ。 お酒を飲むのが大好きなアラフォー。 ある日異世界「グレートロバータ」に魔王によって召喚されてしまった。 だが、酒好きの現代日本人が魔…