「不思議なもの」を含む小説

あなたには『朝の出社前に郵便受けを確認する』日課がある。 いつものように、郵便蓋を開けると、不思議なものが入っていた。 宛名も、差出人も、切手もない、真っ黒な手紙だ。

もうすぐ村の夏祭り。 この日は「みんな」が騒ぎだす…… 夏休みに入ったばかりのある日、１４才の少女、日吉穂乃《ひよし ほの》は、夢の中で祖母からある頼み事をされる。 それは昔、…

夜明けに見る太陽には、不思議なものを感じます。 始まりに疲れ、心に残る不安を理解することができず。日々を繰り返す。

なんでもない夜。 キレイな夜空と、気まぐれ猫は、あなたに不思議なものを連れてくる。

三原中川学院高等部。 平凡な女子高生・岡部美幸は、ある日学校のヤンキーに絡まれる。 「助けて――――ッ！」 「寄ってたかって一人をってのは、ちょっとズルいんじゃなあい？」 そ…

息子の描く絵には不思議な力が宿っていた。得体の知れない力を恐れ、二度と絵を描かせまいとする父親。絵を描くことが全ての息子。父と子の静かな闘いの結末は……。

ふと立ち寄ったお店で不思議な体験をするお話。

僕には、血の繋がらない3つ年上の姉がいる。マイペースで、掴みどころがなくて、他人想いで、不思議なものが見えて。僕はずっと、そんな姉に振り回されてばかり。これは、姉と僕が生まれ、共…

見たことの無い景色、生き物、住民たち。 普通の高校生活を送っていた「秋二」は、ある日、その世界に足を踏み入れる。 そこに居たのはいつも一緒に帰っているクラスメイトの「夏希」だった。

都会を離れて郊外に引っ越してきた主人公。平穏に暮らしていたある日、不思議なものを目にして… ※微細な改稿をしました。お話自体は変わっていません。

古い屋敷に祖母と住む菫。 この屋敷にはクダという不思議なものも住んでいた。 四季の訪れと共にゆったりと流れてきた時間は父の再婚で狂い始めていく。

宇宙をかけたり，夢を見たり． いろいろな世界のいろいろな場所で，今もいろんなことがおこっている． それはときに不思議なもので，怖いもので，なんでもないようなもので，悲しいものだ…

魔女の心臓。 それは、二つの心臓をもつ魔女から得られる、いのちすらも蘇らせる不思議なもの。 これは、魔女と人間の恋と友情の物語。

砂漠とクラゲと旅人 「あの日のコンビニのレシートを捨てられないまま大人になってしまった。」（お題指定）

戸田采女は領国への途上、街道をはずれたとある屋敷に一夜の宿を求めた。 爛漫と咲き誇る美しい桜のもと、その夜、采女は何に呼ばれ、何を見たのか。 ──人とは不思議なものでございま…

この世界に色を感じない「僕」は、ある日淡い緑色のヘッドフォンをした「彼女」に出会う。彼女は僕に、色を見せてくれた。

僕は6歳。名前は白雲（しらく）。僕には時々ぼんやり見えるものがある。 それは、多分みんなには見えなくて…

　介護休業後、主人公の田中は会社の部署変えの結果、Ⅿ市の本社へ自転車通勤をすることになった。通勤とは不思議なもので、ある人物とは「あの時間、あの場所」でいつしか顔なじみになる。 …

不思議なものを見聞きする谷本新也（たにもとあらや）は、高校時代の先輩藤崎柊輔（ふじさきしゅうすけ）と、同級生の林の故郷を訪れる。 そこで行われる三匹獅子舞の祭りの取材をするはずだ…