朝陽

ジャックと豆柴

私は歩き続ける。


始まりを告げ


呼吸と共に


微かに動き始める。



魚も葉も 風も


私に合わせて


歩いている。



鼠は哀愁と喜びを見せる。


顔を曇らせ


嬉しいと歌う。



薄暗い街頭


帰路に行く脚。



命の泉に


言葉が溜まり続ける。


泉は固まり


脚は止まる。



向日葵のように


向くべき先が あるのなら


目を閉じる余裕が あるのなら




私は貴方に


可能性の種を。

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朝陽 ジャックと豆柴 @matsudamen

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