「さよなら」を含む小説

青葉嵐という少年がある日突然死んでしまう。“ぼく”は一人、青葉君へと思いを馳せる。彼は何を思って、どうして死んでしまったのだろうか。それを知る人は、誰もいない。

だいぶ賢くない赤レンジャーと、だいぶ賢い少年のお話。 【Twitter企画タグ：#週一創作ワンライ】 お題 ・帽子 ・指を立て ・ケンカしたけど ・降ったり止んだり ・「また遊ぼ…

僕の喉には、大きい扁桃腺がいた。幾度となくそいつのせいで高熱を出し、ひどい思いをした。そんな扁桃腺との、最後の別れ。

容姿端麗で頭脳明晰、生徒会長の「みゆ先輩」と、そのみゆ先輩に憧れて生徒会の書記になった僕。 ある日、その憧れのみゆ先輩が、人間であることをやめて抱き枕カバーになってしまった。

★第一章★　 　商業デビュー直前のライトノベル作家、片桐右京の前に、完璧なエルフのコスプレをした少女、メサが現れる。 　彼女は告げる。 「お願いです。ライトノベルを書くの、やめて…

お嫁に行く前の夜。 アルテュセール家の末娘、ナタリアは、なかなか寝付けずにいた。 そして彼女は思い返す。この屋敷で過ごした日々のことを。 いつだって側にいた、大切な料理人のことを…

平凡なフリーターであった青年、呉羽飛鳥はある日トラックに轢かれてしまう。 次に目覚めるとそこは緑あふれる森の中。蔦にまみれた寝台の上だった。 話しかけてくる謎の声に導かれるまま彼…

最近、インフルエンザが流行っているらしい。なのに娘ときたら手洗いうがいもせず、学校も行ったり行かなかったり。いつもぼーっとした顔なので、私もあの子がよく分からなくなってきた。 育…

「文学少女」と中学校内で呼ばれるの篠原生成は、本を読むだけではなく、ここではない美しい別世界を空想することも好きだった。 ある日生成は、不登校だったクラスメイト望月文子と友達にな…

現在十六歳の夜子は五年前に家族を全員交通事故で一度に亡くし、親戚中をたらい回しにされてきた。 今度の家はイケメンの一人暮らし、頼朝という男性のもとで静かに暮らせると思っていたのに…

さよなら愛しい場所。

　一年前の事件によって、薫と美緒はひどく傷ついた。画面の割れたスマートフォンのように、表側だけ取り替えて、何事もなかったかのように生きてきた。それはまるで、『世界の端』に取り残さ…

　泉はたった一人の美術部。 　そして葵はたった一人の文学部。 　同い年の二人の高校生は旧校舎にある美術室で、それぞれ一人ぼっちの部活を続けていた。 　『お互いの作っているものに…

終わりはなくても、朝は平等にやってくる。 どうせ生きるなら、闇より光を見たい。 覚悟を決めて、闘って、転んで、生きて。 私の道を、此処に綴ります。

出張サービス二代目店主スーザちゃんが活躍するBy-eve（ビイベ）シリーズ第5作目にして最終話。 これは予定された春の戦争。後継者になる条件は、ムダくんを惚れさせて骨抜きにするこ…

【短編】さよならの神話 原案者：宵待草（新井羽莉）https://kakuyomu.jp/users/yoimachi 作文係：音海佐弥

これは、花と緑が豊かなとある国の、誰からも愛される第二王子と、そんな国で暮らす王子と幼馴染みの一般国民の私の、お話。