「現代ホラー」を含む小説

オカルト好きな青年・田崎奨は、学生時代のオカルト研究部の仲間である青柳茉子からとある誘いを受けた。 『不老不死の伝説が残る村があるんだけど一緒に行ってみない？』 村で二人を出迎え…

三年前、閏日に殺人鬼と遭遇した水野紘は大学生活最後の年にその殺人鬼であるユイと再び出会った。目撃者である貴方を殺すと予告された紘であったがユイ自身から持ちかけられた契約によってな…

拓海は、たまたま遭遇した事故で翼という美少年に恋をする。眠り続けている翼だが、夜になると拓海の許にその翼が現れた――。 王道ホラーを、少しアレンジしたホラーBL作品になっています…

不倫関係にあった男女の死体が発見された。行方不明の男の妻が重要参考人として手配されるものの、現場となった住宅の庭からはその妻の腐敗した眼球が発見されていた。

資産家の孫であったことが判明し、その遺産に関する遺言を聞くために離島へ赴くことになった「住良木円《すめらぎまどか》」は、自らを名探偵と名乗る「一本道トオル《いっぽんみちとおる》」…

樹海に行った方に実際に取材し その中の話を基にした作品です。 フィクションととっていただいても、ノンフィクションととっていただいても構いません。 ただあの時私に話した男性の目は …

「第三回こむら川小説大賞」（お題「空」）に向けて書きました。

「　脱　毛　小　説　」

里山の小さな町、右郷町(うごうちょう)。大した名物も無い地味な町だが、一つだけ妙な風習がある。手に掬った水の量で物事の白黒をつける勝負が、昔からはやっているのだ。 そんな町で十年…

「国道を渡ってはいけないよ」 おばあちゃんの言いつけを守りきれず、京子ちゃんに誘われてついて行った私は、自転車に乗る彼女を追いかける。京子ちゃんのおうち、いつになったら、たどり着…

　三月の末、佐瀬(さぜ)譲(ゆずる)は市民図書館で幽霊に絡まれ、それを助けてくれた鷹谷(たかや)雪(せつ)と出会う。しかし譲は、雪のことも、幽霊のことも、幻覚だと思い込んでしまう…

現代に残る妖怪の話。物の怪の話。 人魚――「人魚を拾った」ホラー注意 座敷童――もやもや注意

幽霊等は出てこない短編ホラー。 駅のホームに立ち竦む私は、通過車両に向かって身を投げ出す。 でもそれは、突然現れた青年に寸前のところで止められてしまった。 生きることに希望を…

コロナ疲れで地元に帰った《私》がリハビリのために散歩をする話。

四国のとある町。不可思議な噂が伝わる暴力団に代々伝わる箱。警察から依頼されたお祓い。消えた神主。謎を追う男、秘密を知る女。右と左、富と欲望、呪いと窃盗。「ヤマギシさん」。 ――…

　私には年子の妹が居る。 　少し甘やかされて育った妹には悪い癖があった。同じ物を貰っても｢お姉ちゃんの方が良い｣と私の物を欲しがるのだ。 　時が経つにつれ、それが無くなってきたと…

戦争孤児となった兄アレクと妹のエマは行き先も無く途方に暮れている中、奴隷商人に騙されて奴隷市場へと連れて行かれてしまう。エマは王族派の者に引き取られ、アレクは貴族派の者に引き取ら…

「ディスコミュニケーションが九頭の犬を連れて歩いている」

売れない作家、小泉　夏穂は悩んでいた。 自分の出す本が売れない！ 色々なジャンルに手を出すも売れない！ いつか、物語の主人公みたいになりたい。と願うも自分の人生の主役は自分じゃ…

主人公が親友のお手伝いをする話です。 暗い話ですが、是非最後の１文まで読んでください。