「開かない」を含む小説

「皇太子の妃には、強い女子がふさわしい」 皇后が残したその言葉は何をまかり間違ったのか字面通りに受け止められてしまった。 この世でもっとも強い女性を皇太子妃に据えるべく、今ここ…

そこは魔道が重きをなす世界…… 砂漠の奇跡と言われた、魔国ガルフバーン。ムーナクト湖に面する王都モスタディアには古から語り伝えられた秘密があった。 ある目的のため、砂漠に建つ魔…

　題名はフランス語で「ル・コンバトン・ソリテー」と読みます 　（「孤独な戦士の意」）。 　ちなみに、こちら拙著長編ファンタジー小説 ・『El Pirata Del Grimo…

【ここには絶対、愛しかない。】 開かずの部屋に突如入居することになったのは、睫毛の長い色白美人。 個性豊かな住人が住まうアパートの一階で、ひっそりと営業する居酒屋『えんむすび』…

公開日：9/8 ====================================== 1965年のこの日、イランのテヘランで開かれた世界文相会議でイランのパーレビ国王が…

実家を出て東京で暮らす浜映子は、一人きりで誰にも心を開かない毎日を過ごしていた。そんな映子は前触れもなく、三歳年下の女子大生・神宮寺由美と出会う。「私は由美が好きだけど、どうすれ…

某所で開かれた記者会見。その主役たる江山貴文は、世間を騒がせる謎の存在「悪魔」に関する手掛かりを掴んでいた。彼はその録音音声をこの場で公開すると言い……。

　一年前に妻を失った木根塚老人の元に、一体のアンドロイドがやって来る。「ユイ」と名乗るそのアンドロイドは、妻の若い頃にそっくりだった。息子たちから老人への贈り物だという。 　大の…

阿波しらさぎ文学賞一次選考通過作品。阿波と粟と阿波人の歴史について。

ダム現場の宿舎で開かれたあらくれ男たちの酒盛り。酒の肴はこの世でもっとも恐ろしい悪党との遭遇話し。互いの自慢話の背後で男たちの思惑がうごめく。

　アパートのブザーを鳴らして、私は“彼女”の姓を口にした。扉の向こうからかすかに動揺する気配が、そしてそれがそのまま固化したような沈黙が伝わってきた。 　待ちなれた男のように、扉…

五歳のときに開かれてたパーティ会場。 ひょんなことから、この世界が乙女ゲームと酷似していること、そして自分が悪役令嬢であることを思い出してしまったカリナとリリアン。十年後のゲーム…

　昔々あるところに、不思議の国と呼ばれる場所がありました。 　女王は最強であるべし！ 　２０年一度開かれる武闘会！　武闘礼装まといし武闘姫たちは、戦って！　戦って！　戦い抜いて！…

競技麩菓子を普段テレビ等で見ない者はいても、夏に開かれる麩児達の熱闘｢豊島園｣と呼ばれる決勝大会を知らぬ者はいまい。 これはその、夏の盛の熱き戦いにあてられた、一人の少年の物語…

皆さんはこのサイトで角川武蔵野文学賞なるコンテストが開かれている事をご存じだろうか？ 読んで字の如く武蔵野ゆかりの小説を募集したものだが、あれは酷い。 酷いという言葉が生温い位…

「愛しているって、言ったのに……！」 魔女が偶然出会ったのは、美しい王子様。外見の醜さゆえに隠れ住むようにしていた魔女に、彼だけは愛していると囁いた。 しかしその先にあったのは…

猫子の事件簿シリーズ第二弾！！！ とある縁から紅月家で開かれた家族パーティ―に招待された猫子と桔梗 楽しい時間を過ごす二人だが、その裏には恋と殺意の欲望が渦巻いていた…… …

私には生前の記憶が全くない。 だけど同じ存在である吉田君は博識で、私がすでに死んでいる幽霊であることや、深い恨みや大きな未練がある場合は死んだ後に怨霊というモノになってしまうと…

　森の中に佇む、古城を改装して出来た一軒のホテル。そこは、人間を拒む怪物たちによる、怪物のためのホテルだった。 　従業員は、魔術師、狼人間、ゴブリン、メデューサ、幽霊、人造人間、…

夏休みの始まりの日、小学六年生の僕は家の前でぶっ倒れてるお兄さんを見つけた。 そのお兄さん――覚兄とは夏休みの間毎日のように一緒に遊んでいた。 もうすぐ夏休みが終わるある日、町で…