「百合短編 ガールズラブ」を含む小説

あの子は私にとって、仲のいい後輩だ。よく一緒に帰ったりもする。ある時、あの子は言った。「人生って、何だと思います？」 これは、私とあの子の、「家族」を巡る物語。

　吹奏楽部に所属する原田美空は、同級生の和奈に好意を抱いていた。 　事なかれ主義、日和見主義の美空は、その思いを伝えるつもりなんてない。 　隣にいられれば、それでいいと思っていた…

　やんごとなき身分のお嬢様に幼い頃より仕える従者、美雪。 　彼女にとって、お嬢様の傍で命を果たし続ける日々は紛うことなき幸せであった。 　しかし静寂を湛えるある日の晩に、その幸せ…

あの小野宮早紀と、付き合っていたことがある。 早紀と私は幼馴染で、元恋人で、今はすこし遠い関係のクラスメイト。私はそんな早紀にずっと片思いのような感情を抱いているけれど、ある日彼…

背が低くて超鈍感な先輩と、背が高くてちょっと奥手だった後輩が、一歩前進する放課後のお話。

性同一性障害、同性愛に悩む主人公。 一人称や性格、見た目で馬鹿にされ 誰にも理解して貰えない苦しみを 抱え、ある決断をします…。

とある屋敷で働く有能メイド。そんな彼女には、とある秘密が……？

警告 本作には不穏当かつ非常に不条理な内容のみ存在し得ます。それでも良いという方のみ、この先にお進み下さい。

　曰く付きのポラロイドを買ってしまった。 　なんでも、このカメラで写真を撮ると幽霊が必ず写り込んでくるらしい。 　人生の彩りとつまらない日常からの脱却。それから安価を理由にこの中…

社会人二年生の美智（みち）は、会社の上司である司（つかさ）と毎週水曜日のノー残業デーには二人のお気に入りのバーへ赴く程仲が良い。 とある日、いつものように飲んでいたところ突然司か…

「描いてください、せんせい、わたしのことを」 はつ雪の便りをつれて古民家の宿に訪れたのは《裸婦画》だけを描く画家だった。 一重の瞳に潤んだ紅の唇、白練の和服を纏った綺麗な女流画家…

私には、大切な人がいた。

全ては学校一の優等生、桜木泉美の転落から始まった。サスペンス百合短編

2009年4月公開作品。 <あらすじ> 「私」は自分の唇を塞がれた事で、目を覚ました。そこは「私」に覆い被さり唇を蹂躙している「彼女」の家。酔って転がり込んだらしい。 今日は…

ユメはパステルカラーみたいな女の子。私にとってのユメは、そういう可愛さだった。 主人公、春呼は幼馴染のユメに執着している。大学生になり初めて二人は別々の学校に。思い通りにいかな…

面倒くさい女の子ふたりの恋の話。 「今夜、一緒に飲みましょう」登場人物の美月さんが主人公です。 美月さんを知らなくても読めるようにしていますので（多分）短編百合として読んで頂け…

母親が新しい男を連れてきた日、私は家という居場所から追い出されたような気分だった。 今まで私にばっかり構ってくれた、一心に愛を注いでくれた母はそこに居ない。隣には上辺だけの笑顔を…

※レーティングは保険です なんかいっぱい書きます。 書きたいものを書きたいときに書くスタンスなので不定期更新です。 ジャンルはタイトル毎に書いてあります。

女子高生の静乃は、ある日の放課後にクラスメイトの結菜に呼び出された。普段から話す仲でもないのにどうしてだろう。不思議に思う静乃に、結菜は愛の告白をする。彼氏持ちで異性愛者の静乃は…

関係性が平行線のまま全てが終わっていく、女帝と女武官の百合中華掌編です。 ※pixivなどにも掲載しています。