sunflower & girl's

2009年4月公開作品。

<あらすじ>
「私」は自分の唇を塞がれた事で、目を覚ました。そこは「私」に覆い被さり唇を蹂躙している「彼女」の家。酔って転がり込んだらしい。

今日は何の日かという「彼女」の問いに戸惑っていると、「今日は『世界が終わる日』」と告げる。実感の湧かない「私」に「彼女」はテレビのチャンネルを切り替えてみせる。どのチャンネルでも、世界が終わる話題で持ちきりだった。しかし窓の外から聴こえてくるのは、それを微塵も感じさせない、日常の音だった。

何処へ行くわけでもなく「彼女」の部屋で、いつものように身体を重ね、テレビを見ながら素麺をすすり、他愛もない話を投げ合う2人。
やがて夜になると、遠くの空に花火が上がった。「私」と「彼女」は『今日の続き』の話をしながら、無数に上がる向日葵のような花火を眺めていた。