「響く」を含む小説

　冬の地ネージュと夏の地バッシュ。 　死す者達の世界と、生き永らえる者達の世界に住む二人の少年が、外の世界へ飛び出す勇気を持った時、停滞していた物語が動き出す。 　――それは…

平凡な人生を真面目に生きて来た男は、ありふれた理由で妻を失い、皆と同じように定年退職を迎えた。 彼の退職後の人生の、とある一日の物語。 ※1. 自主企画「第九回　瞬発力を鍛え…

『５分で読書　キミは絶対だまされる』に収録されました。 2020/7/9発売 「生贄の巫女を決める」 　長老の言葉が集会場に響く。 　様々な条件をクリアした巫女を選ぶことができ…

青春はいつ終わるのだろう。 頭の中に響くのはあの頃の懐かしい音だった。

渓谷沿いの谷間に昔走っていたローカル線。 何年も前に廃止になった線路の草を刈りに、今年も俺はやってきた ……。

ことばの最大にして、最善の効用とは、人の心に何らかの作用を与えるということに他なりません。 歴史を紐解けば、折々に、ことばがあって、それが端緒となったり、ケジメとなったり、あるい…

夜影が代々仕え続ける武雷家。 武雷家の物語を綴る書物。 これは、その書物の中でも最も雷鳴が間隙さえ無く響く、偽りなき話である。 武雷伝～第三十四巻～ (第一巻から第三十三巻…

遥と颯太。そしてアドバイス人の叶人さん。内容はシンプルかもしれないけど心に響くものがあります。相談者を通じて考えさせられるものがあります。

私はフリーライターとして、若くしてこの世を去った天才ピアニストのクリスティーン・エドウィンの生涯を綴った人物伝を執筆するために、彼女が生まれ育った孤児院に向かった。

カクヨム投稿を始めてかれこれ一か月（小説投稿開始時）。 物を書き綴って〇〇年（年齢ばれるので見せられません）。 あれこれ書いているうちにやらかしてしまった様々な失敗を自虐的に書き…

二十年に一度行われる、星海祭り。 星が海に降りるこの日には、不思議な言い伝えがあった。 家族を失った少女は、親友の紹介で一人の青年と出会う。 少女は初めて恋をするが、言い伝えと…

あらすじ 　マユは、ごく普通の中学生。ある日、しゃべる宝石と出会う。 　シューと名乗った宝石は、記憶のほとんどを失っている。力になることを決めた少女の前に、怪物が現れた。 　街の…

【第72回フリーワンライ】 こんなところで死んでたまるか！ 向日葵 銀の指輪 譜面 賭けたコイン ＊ワンライ用

「――潜入任務だァ？」 　ほとんど溶けてしまったベリーシェイクの飲み干すと、車持未紅は隣でストロベリーマティーニを傾ける女に訝しげな視線を向けた。 「そうさ。楽勝だろう、お姫様？…

百合作品の短編集です。 基本的には一話完結で、 一話一話読める形になっております。 あらすじ代わりの長いタイトルですので、 気になったお話からお読みくださいませ。

かつて作家志望だった「俺」は、その夢に挫折し、小説嫌いの私立探偵になっていた。 そんな俺の元に、友人の弁護士が、一冊の小説を持ってくる。 本の作者は、俺が大学生だったころ、不思議…

モンスターの大量発生が起きた国の辺境伯、シークラント家。 その一人息子のデュオは領地を守る力を求め、魔装騎士を目指して相棒の竜とともに家を飛び出す。 そして、王都に到着した夜に、…

　男女の会話の一場面を切り取った、ショート・ショート。出来る限り短く描いたので、詳しい状況や心情などは、読者のご想像にお任せします。何か少しでも、読者の方々の心に響くものがあれば…

「自立できる仕事を探さなきゃ……！」 　両親から富豪への輿入れを切望されている少女・ラシェルが自立するために選んだ就職先は、女神の加護を受けた聖騎士団だった。 　だが、その騎士団…