夢、叶う、その星へ

第1話

私(遥)。16歳。変顔が得意ということ以外は特にないです。ある日、お母さんが睡眠が短い日にお昼寝をしていた所、私が早いタイミングで、(台風の影響で)風強いから起きて。と声をかけてしまった。その後、 お母さんに、起こさないで！と言われ、やってしまった。と思った。私はお母さんと仲直りしたいんですけどどうしたらいいでしょうか？

なるほど、あなたは沈思黙考という言葉を知っていますか？この言葉の通り黙って深く考えるという意味です。遥さんがもしこの件で喧嘩してしまうのであれば一度心を落ち着けるといいと思います。以上夢叶相談所(ドリーム)から叶人でした。

数日後…。こんにちは叶人さん。ありがとうございます。最近は少しずつお母さんに配慮した行動が出来るようになりました。実はここに応募するのは2回目です。私には今まで夢がありませんでした。だが、このアドバイスをきっかけに心理カウンセラーになるという夢ができました。感謝してます。

僕(颯太)。14歳。サッカー部でキャプテンです｡突然ですが、僕の親友が今不登校なんです。僕以外のクラスメイトに無視されています。その親友は好きなアニメについてしゃべると誰にも止められない所があるのですが、それでクラスのみんながうるさいと思ったのかもしれないのですが、机に落書きしたり、靴を隠したりするのは絶対にいけないことです。僕も部活が終わってそのアニメを見ることがあります。それはとても面白いです。話長くてすみません。僕もアニメを見ることが好きです。ただクラスのことを考えると同じように笑いあえへんのが現状です。僕も他に友達はいるけど、この親友にはかなわないと思う。本当は一緒に笑いあいたい。この葛藤どうしたらいいでしょうか？

これは難しいですね。颯太くんは人の目を気にしてる部分がありますね。実は似たようなことを私もされたことがありました。昔、小5くらいかな、運動音痴で勉強も苦手で何一つダメでした。そんなもので、川に連れていかれて危ないことされたり、悪口言われたりもう散々でした。まぁ、颯太君と立場は少し違うかもしれないけど、辛かった。そこで私がやっていたことは何だと思う？それは、我が強い人が必ずいい人とは限らへん。心の優しい人が必ず報われる。とずっと心の中で唱えてたんや。そしたらな、年明けてみんな、あけおめ！今までごめん！って言って驚いた。これは神のおかげもあるって思った。

ごめんね。役に立てなかったら。30分後…。ありがとうございます。さっき親友の家に行って、このことを話したら一瞬複雑な表情してたけどすぐに笑顔を見せて喜んでました。明日から学校行って頑張る。と言ってました。 良かったー。俺のおかげで人に希望を与えることができて。

さらに20年後この少年少女達はそれぞれ自分の夢を実現し、叶人さんと同じような職業に就いている人もいます。本当に良かった！ 今頃叶人さんもどこかで喜んでいることでしょう。

fin