物書き雑記帳

螢音 芳

第1話 まずはじめに

 まずはじめに…。

 こういった記録を残そうと思ったきっかけについて書いておこうと思います。


 先日、或るゲーム作品のライブイベントに行った時のことです。

 その日、ライブが始まる前にも、自分はスマホから今日投稿分のネット小説の推敲作業をしておりました。

 小説家になろうとカクヨムでほぼ同一作品を投稿していますが、カクヨムではいっこうにPVが伸びません。ましてや、☆すらつきません。

 新しく投稿すれども、PVも何も変わらぬまま話数だけが増えていく。そうなれば、人気のない作品なんだろうな、と認識されてもっと読まれなくなってしまいます。

 いっそ、カクヨムの方は投稿を閉じてしまおうか、そう悲しく考えていました。

 ライブが始まり、最高潮に盛り上がっていく会場。あっという間に楽しい時間は過ぎて、アンコールのラストナンバーを歌い切った歌手の一言。


「自分が好きだと思ったもの、いいと思ったものを信じて」


 ゲーム系のイベントだったので、この一言には次作のプロモーション的な意味もあったのでしょう。

 ただ、この一言はとても心に刺さりました。


 連載しているものがメジャーなジャンルじゃない。

 PVが伸びない、☆が増えない。

 毎日投稿は続けているからむなしく話数だけが積み重なっていく。


 けど、先ほどの言葉で吹っ切れました。


 自分は好きなものを書いて、自分が面白いものと思ったものを書いているのだ。

 それがどうした、と。


 というわけで、自分、開き直ることにしました。

 毎日投稿は続けますし、むしろこのまま☆がつかないままどのくらい話数伸びるのかな、むしろ完結するまでつかなければ、いっそ清々しい、ぐらいな気持ちで続けています。

 いや、☆も♡もいりませんとは言ってるわけではありません。いただけたら、満員電車の中だろうが、街中だろうが、人目はばからずガッツポーズする自信があります。



 話がズレたので戻しますと、自分が書き始めた理由は物語を書くことが好きだからです。

 自分が楽しいと思えるものを書けてたらまず上々。

 さらに、自分が楽しい、面白いと思った書き物に他の人が共感して面白いと感じてくれたなら上々吉、万々歳です。

 つまらない、悲しいと思って、自分に嘘をつきながら書くよりも余程ましだ、と考えるようにしました。




 ただ、好きに物を書くにしても、投稿している以上、やってはいけないと個人的に思うのが…


 読む人のことを考えていない文章


 これだと思っています。

 読みにくかったり、テンポが悪かったり、文法がなってなかったり、展開がわかりづらかったり、そういったことです。

 あえて手法としてやっているのであれば、それはそれで読み手のことを考えているのでいいと思います。

 ただ、そうじゃないなら、なるべく無くさねば、と思うのです。

 好きでやってるのなら、推敲いらないのでは?

 と思われる方もいるかもしれません。

 けど、自分で読み返すと、げんなりするんですよ。

 ああ、この言い回し一緒だー、とか。

 誤字ってるわー、とか。

 そんなものに投稿した後で気づこうものならテンションだだ下がりです、全然楽しめません。

 それに、内容が面白くても書き方や表現がチープすぎれば、うわあ、かっこわるぅ…と、これまた自分で失笑してしまいます。


 そういうことを少しでも減らすためにも、どんなことに気をつけて文章を書いたのか、どんな失敗やらかしたのか、自戒、晒し者的な意味もこめつつ、雑記帳を書こうと思いました。



 え、最初の下りからつながってない?

 これからネガティブなことを書きまくるのですから、

 好きなものを信じること、

 いいと思った自分の感性を信じること、

 物書きとして大事にしていきたいことを書き残しておきたいじゃないですか。

 書き続けていくためにも。




 ※ちなみに、これを書いている時点で☆0の連載作というのがこちら

 CosMOS~家族で紡ぐ惑星戦記~

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054888851365


 ロボットアクションSF戦記なのですが、ぶっ飛んだ設定をしています。

 地球から異なる惑星に転移したけど、転移したのが主人公家族だけじゃなくて、地球の人ほぼ全員とか。

 転移された人達が記憶いじられて、地球と異なる勢力図で争っているとか。

 日本列島丸ごと最終兵器と化してるとか。

 世界に対抗するために主人公家族で皇国立ちあげるとか。


 すでに何度か誤字で修正したり、大幅改稿したり、迷走している作品でもあります。

 そりゃあ、読まれないわぁ……。

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