「なんかわからん？ 短編」を含む小説

僕の住むアパートに突然きたマリー。彼女は同じ大学の同級生だ。課題でわからないところがあると言った。 しかし彼女はノートを広げることもしなくアイスを食べながらこう言った。
 「ねえ…

　新屋亮介（しんやりょうすけ）と霜崎可奈美（しもざきかなみ）は、大阪市内の商店街で生まれ育った幼馴染同士。 　家はお隣さんで、小中高も同じ。そんな二人は、キスもエッチもするけど、…

その夜、あたしは願った。対象がわからないままに、ただ祈っていた。 想いは想いを引き寄せる。 一途な想いは、時に何者をも歪ませる。 長い月日を経て、今、君を迎えにきたよ————

　彼女は「死にたい」とツイッターで呟いた。すぐに数多くの返信が来た。 　誰だかわからない者からのＤＭ（ダイレクト・メッセージ）も来た。 　彼女はＤＭのリンク先を開いた。 　そこは…

マリコは長い髪をゆるく結い上げて、ウェリントンをかけている。眼鏡のレンズが、青みがかっている。

　恋人のことを「お父さん」と呼びたくなったのは、なぜなのだろう？ 　前編・中編・後編の三話構成。 （この作品は「小説家になろう 」「エブリスタ」「ノベリズム」でも掲載していま…

チームLemoneの漫画合同誌「Lemone Express」に寄稿した短編です。 「目を覚ませば、誰もいない列車のボックス席に座っていた。 　ここはどこかと車内を見回してみた…

僕は見知らぬ部屋で目が覚めた。どうしてここにいるのかもわからず....。 ふと、視線を感じてそちらを向くとそこには黒髪の美少女が！？ これは、一部記憶をなくしてしまった少年と、…

雪瀬明子はもうすでにピークをすぎたプリマバレリーナそれでも引退をせずに舞台に立ち続ける。秋公演の「白鳥の湖」で不思議な体験をする。自分が舞台上で若返っていくのだ、動かなかった足が…

性別がわからない書き方をしています

自主企画「偽教授盛夏杯」に向けて書きました。 夏っぽくしようと思い、男女の出会いやホラー要素を入れてみましたが、舞台を山間のど田舎に設定したので、ちょっと涼しくなってしまいました…

不思議なセリフとともに突然私の前に現れた男。目的も真意もわからないまま、私と男の日々は回りだしていく。突飛で穏やかに進む日々の先に、小さな奇跡と、大きな結末が待っていた。

旅先で再開した彼女とは話が弾むが、実は名前も知らず、会ったのも二度目。 それでも何故か、彼女との記憶は薄れない。 数年前に書いた短編。初めて、納得して書き終えた記憶があります。

わたしは、今日も待っている。いつ帰ってくるのかもわからないけど、きっと彼女は帰ってくるから。 ねぇ、わたしたちの間を繋いでくれている糸は、きっと赤い糸なんかじゃなくて……

よくわからない物語の寄せ集めです

「私は自分に電池があることを知ってる。いつかその電池が切れてしまうことを知ってる。私はあなたが愛おしくて、その電池を物凄いスピードで消費してる。」 (作品より一部抜粋) 超思考系…

　春休みに入り、時間を持て余していたほど。先輩から引っ越しの手伝いをして欲しいと呼び出された。 　仕方ないな、という割に足取りは軽く。 　ゆったりとした風…

思いつきで書いた短編などを置いていきます。何書くかわからないのでセルフレイティングは全部チェックつけときました。

変と言われてもね、これが私だから。 世間の基準という囲いの中で、自分の生き方をいかにはめこんでいけばいいのか。 標準という軸がわからないまま生き続けることの大変さ。 「生き道」を…

犬に転生した主人公は、社畜の飼い主の下で、新しい生活を始める。自分がこの場所にやってきた意味がわからないまま、日常を過ごしていたある日、主人公は飼い主の日記帳を見る……。