「現代 切ない」を含む小説

　高山梓(たかやま あずさ)と曽根慎太郎(そね しんたろう)は付き合っているわけでもないのに、ひとつ屋根の下で生活を共にしている男女だ。 　しかし、互いには干渉せず、LINEも電…

【第1章】小野田夏生は恋人の雨宮健を待っていた。 誕生日の夜、約束したのに結局来ない。電話には、知らない男が出て、誕生日を忘れられていると思い知る。 大学に行けば、健の元彼女に会…

＊主なあらすじ＊ 幼い頃から剣道に慣れ親しんできた高校一年生の星南奏人と、同級生の剣道仲間である三上菜奈。 ある日突然、不気味な鈴の音を耳にするようになる。 その鈴の音は二人…

中学最後の夏休みに、僕は最愛の姉を失った──。 二〇二二年七月二十二日、中学三年生の日ノ山祐希は、何者かによって最愛の姉を殺されてしまう。第一発見者であった祐希は真っ先に捜査局…

【主なあらすじ】 時は令和。この物語のヒロインである寺島京香は、憧れの幕末志士たちの足跡を巡る為、京都へと向かう。そこで、沖田慎一郎と、土方明仁と出逢い、東京から出稽古に来て…

綾人(あやと)は家でも学校でも辛い時間を過ごしてきた。そんな彼は“ある人”との出会いで人生が大きく変わっていく。それから月日は流れ、彼は疎遠になった“ある人”を見つけるが……

ある夏の日、藤原大和は帰り道で古びたガラケーを拾う。そのガラケーはただのケータイではなかった！ガラケーから現れたのは、天界から来た美少女ヒカリ。彼女は大和の一つの願いを叶える。思…

僕はずっと彼女のことを忘れられなかった。 それが初恋だということに気が付いたのは、彼女を失った後だったから。 高校生になっても、それは変わらない。 ただ彼女との思い出の場所を写…

長野県で祖父と二人暮らしをしている大学生、久我山楽がある日鳴らされたチャイムに扉を開けると、そこには知らない少年が所在なさ気に立っていた。 怪訝な反応の楽に、少年は、自分はかつて…

※カドカワ読書タイム短編児童小説コンテスト（異世界転移）応募作品用短編でした。 別枠で新たに改編し、執筆再スタートしました。 https://kakuyomu.jp/works…

天野蒼空様（@sora_senden_777）運営企画 第13回空色杯　500文字未満の部　応募作品。（499文字） テーマ「カナリーイエロー×立夏」 君が残した黄色と一緒に生…

新宿の片隅にある、看板のないタピオカ屋。 そこでは美少女の店長と、人ならぬ少年がとある職業への「つなぎ役」をしている──。 「看板のないタピオカ屋」シリーズ２作目です。 これの…

主人公の桜子はある子のお墓参りに来ていた。彼女はその子のことが好きで、毎年、命日にその子のお墓参りに来ていた。だが、その子は桜子に恋愛感情だけでなく、彼女にある呪いを植え付けた。…

恋を恐れる女性、ひな。 彼女には親友がいる。男性になってひなの元に戻ってきた親友、桐人。 ある日ひなは親友の秘密を知ってしまう。 恋を知った男性の思いが二十年ごしに明らかになる。

自身の日常に絶望し校舎の屋上から飛び降りた少年“皐月蒼汰《さつきそうた》”は、飛び降りたところを死神の少女“ミカゲ”に救われる。 一命を取り留めた蒼汰にミカゲは死神の業務《自殺防…

「ねえ、ドッペルゲンガーって知ってる？」 「自分とそっくりな人で、会うと死んじゃうってやつでしょ？」 「うん。でも死なないパターンもあるんだって」 「へえ」 「でもね。生き残った…

ささやかな願いなのです けれど、大切な願いなのです わたしの、初めての願いなのです ただ、このひとと共に居たいのです……―― 地方に未だ強い迷信が残る山村・瀬皓。 その有する土…

冬と春は付き合っている。冬は春が好きで、春は冬を愛している。けれど春は明日、夢を追うため冬の元から去っていく。春は言う。 ――待たなくていいよ、冬。 そうして、冬の恋しい人は遠ざ…

雪が降り積もった庭で、はしゃいでいる娘を見ながら、俺はばあちゃんに出会った日のことを思い出していた。 子どもの頃、母の恋人が来るといつも外に追い出されていた。大したことじゃないと…

　元は勉強にも部活にも取り組み、結果を出してきた佐藤玲は、とある出来事をきっかけになにもかもに無気力な生活を送っていた。 　そんな玲が高校に進学すると、玲に気力を取り戻させようと…