「忘れたいこと」を含む小説

私自身の日々を頼りに、私が感じたことを思うままに綴る、作品とも呼べぬ代物です。嘘をつかぬよう、忘れないよう、文章を認めて参ります。

田舎で野放図に気楽に育った公爵令嬢シャルロッテは、王太女マーガレットのメイドオブオナーの候補として訪れた王都で、侯爵令嬢の美貌のコーネリアとマーガレットの弟であるアンリ王子の婚約…

『僕』は中学卒業の時、女の子から住所を聞かれる。その後、彼は自分が相手の連絡先を聞き忘れたことを思い出す。そのうちわかると思った彼女からの初めての手紙には、差出人の住所が書かれて…

彼は昔から病弱だった。 そして今…生きるか死ぬかの狭間で一人あがいている。 私にできることはもう何もない。 私に残されている事は彼のことを忘れないことだ。

カップ麺を買い、お湯を入れてから割り箸をもらい忘れたことに気づいたとき、人はタイムアタックをするのだ。 ----- 第1回お題の書き出しが『○○には三分以内にやらなければならない…

マンネリ、テンプレ、みーんな同じような設定と世界観、どれ読んでもおんなじ？なのに読まれるわけは何？

栞は校舎から飛び降りた。 彼女が落ちた音が、まだ耳に残っている。

学園の卒業パーティーでバストネ王国の第一王子ウルフェンから婚約破棄を言い渡されたジェレミア・バイト。 ジェレミアは破棄を受け入れて立ち去るが王家から貰った婚約指輪を返し忘れたこ…

晴れた日に猫はコインランドリーで一声鳴いた。 その声はきっと永遠に忘れないことだろう。

売った記憶は二度と思い出すことができない。 売る際には身分証明書もいらないし、その場ですぐにお金を受け取れる。不思議なことになくなった記憶に関わっている人たちからも、その記憶や体…

カール博士は悲しいことを忘れることができる 『忘れ薬』 を作りました。 ちゃんと効くのか試そうと、村人に飲んでもらったのですが……。

なくした靴下の片方は洗濯機の裏にあるらしい。 靴下なくしても気にしない。セットで買えば問題なし。 でも、引っ越しの時に洗濯機を動かしたら……。

海流に浮かぶ夫婦諸島。雄賀島と雌賀島を主島として幾つもの岩礁がある。その深い海底には人魚が棲むという伝説がある。しかし私にはそれは伝説ではない。 水底で見上げたあの人魚の姿を忘れ…

“思い出-” 忘れなければ、ずっと残ること。でも、全部が全部良いワケじゃない。忘れたいこと、後悔してること、なかったことにしたいこと。たくさんあると思う。でも、それがあったから…

対地上制圧兵器「ウォーリー」は戦争中、自分の部屋のエアコンを消し忘れたことに気づく。 このままでは電気代がかかりすぎて、クビになってしまう！ なんとしてでもエアコンを止めなければ…

エッセイに近いお話を。 なお、残酷描写ありです。苦手な方は読まない方が良いと思います。 この時期になると、小学生の頃のことを思い出します。 広島に住んでいたので、今日は登校日で…

　真城輝彦は夏が嫌いだ。 　それは7年前の夏、母親が死んだことに起因している。 　高校三年生の夏、そんな輝彦の事情を知っているはずの幼馴染み、新島美春にに星祭という七夕の祭りに誘…

ジメジメとした梅雨の六月、良美はいつものように高校の部活から家に帰っていると小学校から中学校時代の友達の鈴香と再会。お互いに久々に話しながら家に帰っていると、良美はあることを忘れ…

大正時代、14歳の女学生に10歳の婚約者ができる話。 ※ネタバレ注意 キャラクター設定 ・雨宮安奈 14歳。 江戸川女学校に通っている。 国語以外の教科は苦手で、裁…

4年生の時に両想いになった女の子、小川さん。 あの事件のことを忘れたことはない。 5年後、彼女とのささやかな秘密を思い出した少年は、深夜の小学校への侵入を試みる。