「弄ぶ」を含む小説

※エブリスタとなろうで各話の前書きとして公開していたものを掲載しました。 ――新章開幕―― 　焦点街の実質支配者、『流血の暴王』は斃された。連鎖するように起こった界三千世の現形…

王からの勅命を受け、女騎士リーベは不死の魔術師『屍王（しかばねおう）』を討つため、『彷徨える魂の迷宮』の最下層へと下りていく。 しかし、屍王とは、魔術師となったリーベの幼馴染みカ…

俯いて手毬を弄ぶ彼女。 優雅な手つきはまるで蝶と戯れる無邪気な子供。 彼女が顔をあげる時、全てが狂い始める。 もしかしたら、あなたも、まだ狂気の夢に囚われているままかもしれない……

突如として国民全員が幻覚症状に襲われる。人々が炎によって焼かれる様はとても不気味で痛みも感じ、決して逃がれられる事は出来ない。しかし、幻覚が起こるのは不定期で元に戻ると何事もなか…

並行世界から「何か」がやって来る。 人に擬態し、人を操り、人に恐怖を植え付け、人を喰らう。 奴らは魔。奴らは獣。 黒猫の力を使え。 世界の運命を弄ぶ異界の魔獣を叩き潰せ。 __…

『ヘルデンズの運命は、お前の手に――』 平和が訪れて５年、ブランカは正体を隠して生きてきた。 しかし、世界は彼女を見過ごさなかった。 町から街へ、国から国へ。 その立場に彼女は…

【当初つけようと思っていたタイトルを書いたメモが今ごろ見つかったので改題しました】 世界は二つに分かれていた―。 大陸中央を流れる大河の東側に、男性上位の国「ガレリア帝国」と…

勇者を誰よりも憎んでいた男は選定の剣により勇者に選ばれた。 賽は投げられたのだ。 神々が掌の上で人の運命を弄ぶこのアエテルタニスの中で様々な思惑が交差する 共通する標語はただ一…

騎士にとって剣とはただの武器ではなく、仕えるべき主への忠誠を示す証。 ただひとりの主君へ捧げる、永遠の忠義。 それを示すものが、騎士の剣。 ゆえに、ふた振りをもって騎士を名乗るは…

人生は一冊の本である――と誰かがいった。 路地裏や地下道の一角、空き地であったはずの場所――そういった場所に突然、つながる場所がある。 『人生図書館』と、そこに住まう少女時空天は…

「羽多野渉“グレイトフル”ポエムコンテスト」参加作品です。

春。 受験が終わって、ホッと一息をついた高校三年生たちのお話。 私たちは桜が舞う頃には、もう……

地方領主の娘ジェーンは狩りの途中、王エリックと偶然出会う。 誰もが玉の輿を狙う相手だが、貴族の娘を取っ替え引っ替え弄ぶエリックを、ジェーンは毛嫌いする。 そして、エリックとは正反…

地球の漫画家は狙われている！ 宇宙の悪徳人材斡旋業者カンダホルが、機動兵器（巨大ロボット）で漫画家を週１ペースで拉致。漫画家の不足している惑星へと売り飛ばしているのだ（発送は、宇…

兄貴を世間を騒がした事件――の後で失った僕が入学したのは、どういう訳か兄貴と同じ高校だった。 周囲に馴染めず三年生の教室に入り浸る僕の前に現れたセンパイは…… 「やだ何この子…