「ダークファンタジー風」を含む小説

アネンサードとは、すでに滅びたと信じられている異能の人種の呼び名。教会は何百年もかけて彼らを追い詰め、彼らが生きた記録まで否定した。そんなものはおとぎ話に過ぎないと。 中世の面影…

「当ても無いただの流れ者さ。そんな洒落たもんじゃねぇよ」 　砂漠の街ミドガに現れた一人の賞金稼ぎ。彼女の名はディーン。 　馬の姿を模した機械の獣――ニール――を駆るその姿に人々…

元帥リヒャルトが国を統治し東西南北の国境を魔女達が守る、魔法と軍事が盛んなリントヴルム共和国。 かの国には、生まれながらに半陰陽の身体と強大な魔力を持つ、一人の美しき魔女がいた…

誰に必要とされることもなく自分の存在意義を感じられない日々を送っていた主人公は生きる理由を完全に無くし、ある日自殺しようと高い所から飛び降りてしまう。しかしそこで意識が途切れるこ…

黒風（ブラックゲイル）と呼ばれる処刑人が処刑人となる前の最後の記憶は友軍による襲撃。 完全破壊を前に処刑部隊に拾われた彼女は、名前を捨てて黒風となった。 淡々と任務をこなしていた…

母の治療費を稼ぐために城下町デアドラに来た少女ナタリア。住み込みの仕事を探していた時、貴婦人ダーナと出会い館で働かないかと誘われ快諾する。しかし、ナタリアはそこであるものを目撃し…

あの『トレメル村事件』は何故起こったのか。 村人たちは何故死ななければならなかったのか。 新たに発見された新資料を交えながら、 歴史の闇に埋もれていた惨劇を解明していく。 ※本…

　白髪の民が支配する国、サントニア。そこで育った青年レイオスは、異民族との混血であるために人々から差別を受けていた。唯一の肉親である母親が亡くなった後、青年は死に場所を求めて旅を…

神代より伝わる、神の力を宿す十の宝『十種神宝』 鏡が二つ、剣が一振、玉が四つ、比礼が三種で、十種 　沖津鏡（おきつかがみ） 　辺津鏡（へつかがみ） 　八握剣（やつかのつるぎ） …

これは真実を得られなかった物語── 自宅の庭で昼寝をしていた貴族の少年シエラは、気がつくと見知らぬ世界に紛れ込んでいた。（夢だと信じて）何とか元の世界に戻ろうと奮闘するが… …

今ではないいつかの時代、ここではないどこかの場所。十九世紀後半のアメリカ風異世界、十年にも及んだ国民戦争の遺物により、異能力者がひしめく大陸西部が舞台。 小器用な賞金稼ぎの青年、…

異界に迷い込んでしまった紫音。 元の世界へ帰るため、長雨、妖狐、猫又先輩の手を借りつつ奮闘する。柔らかくてあたたかいお話を目指しています。ダークファンタジー風。 ※アルファポ…

「次の王は我が秘術を得た者とする」死んだ王はそう言い残した。 それに従い秘術を得ようとする者。無視して、武力で事を成そうとする者。入り乱れた思惑と暴力で、国は荒れていった。 弟…

神灵（カミ）が人に魂を与え、死後の復活を約束する世界。そこでは、魂を欠いた者は許されざる罪人〝ニング〟として、狩られる定めを負っていた。 同族狩りのニングとして生きるジュイキンは…

残酷さ溢れる理不尽ダークファンタジー。風に乗る林檎と同様、型にはまらない不思議な文体で描きます。

血塗られた「呪い」に覆われ、文明の滅びた世界。白い機巧甲冑を身に付けた一人の騎士が、十字の大剣を背負い、呪われた血の底流を追って、帰り道のない地下深くへと足を踏み入れていく。 ※…