「ちょっと不思議 現代」を含む小説

　――ちょっと不思議な力を持った、お祖母ちゃんが亡くなった。 　誰も居ない所で一人話していたり、未来を当ててしまったり。 　そんなだったからずっと疎遠だったんだけど、遺品整理を…

老婆の元へ現れた男は、無言で赤いお守り袋を差し出した。 「最期の頼みぐらい、引き受けてやるかね」 ※第1回ペーパーウェルで、黒木露火さんとコラボした折本に掲載した作品の転載です…

妹は神の器に選ばれたのだという。その身に神を降ろしてしまえば、妹はもう神殿から出ることは叶わない。泣きじゃくる妹を胸にきつく抱いて、僕はこの村から逃げることを決意した。（第4話　…

僕は毎週、休みの日には神社に通うという現代では珍しい人種だ、買い物帰りには5円玉を本殿の賽銭箱に入れてはいつもお祈りをする。 そしてお稲荷様の賽銭箱に近づくと自分と同じくお祈りを…

田舎に伝わるとんぼに纏わる言い伝え、伝説の精霊とんぼの話 お盆にばあちゃんが突然眠るように逝ってしまった。 その葬式後、親族たちと食事の後、田舎のばあちゃん家の縁側で、夜空を…

目に焼きつくほど赤い夕焼けを見た時考えることがある。今日どこかで魔女が死んだのだと。 「私はね、もうすぐ魔女になるんだ」 それは高校時代のある思い出に由来していて、彼女と過ごし…

錆びれた遊園地でシンゴは一人、遊具の修繕や園内の維持をし続けている。 必死な姿を兄弟たちに笑われながらも。客足の遠のいた遊園地をどうにか守り続けていた。 そんなシンゴの遊園地…

告白に失敗した女子中学生が迷い込んだのはお洒落でこじんまりしたレストラン。そこにあるメニューはたった一つ。「失恋スープ」。 ちょっと不思議なお店で起こるおふざけラブコメディー。

探偵に憧れる小学5年生の森川一樹は探偵団を設立したが、事件が起きないため、何もできずにただ毎日を過ごしていた。 　そんなある日、よく行く駄菓子屋から駄菓子が消えた！？ このチャ…

連続殺人事件の真相を掴むべく巌の森、別名迷いの森へと訪れた小野寺春香であったが、そこで見た犯人の正体とは。 そして春香の結末はいかに……！ 平凡な高校生とそれを取り巻く人たちのち…

ジャンルや種類も様々。 ちょっと不思議で、怖くて、くすりと笑うかもしれない。そんなショート・ショートを書いていきます。

噴水の上に立っていたちょっと不思議な少女、結愛。 彼女は唐突に「洋《ひろし》さんは、これから私のパートナーですっ」と告げる。 彼女はいったい何者なのか。パートナーとは何なのか。彼…

地下鉄を舞台に、ちょっとフシギな話を集めてみました。 地下鉄から生まれた、今宵の夢をお楽しみください。

　もとは「落とし物」というお題の短編コンテスト用に書いたものです☆ 　短め4000字ほどのショートショート。 　近似値でジャンルは「現代ファンタジー」にしていますが、というより…

2020年12月13日～14日は双子座流星群です。 流星の夜に贈る愛と奇跡の物語。皆で星に祈ろう！ 現在の日本とは少しだけ違っている日本のM市。カフェバーを訪れた紗夜《さや》は、…

◎あらすじ 　何のあてもなく電車に揺られていた青年。終着駅で彼が出会ったのは……。ちょっと不思議な短編ドラマ。 ◎備考 ・短編初めて ・カクヨムオンリー

【百合】×【現代妖怪ホラーファンタジー】×【地獄の三角関係ラブコメ】 「つまり、お主の同居人というやつじゃ♪」 「……は？」 現代日本のとある田舎町を舞台に、天涯孤独のフリー…

主人公ジンは就職を機に田舎から都会へ移り住んだ。 全て失ってしまったと感じていた時にみるようになった明晰夢。 “ドア”の向こうにはどこか懐かしい風景。 謎の案内人ポジションの女。…

僕、土井《どい》慎一《しんいち》は、幼なじみの双葉《ふたば》天衣《あい》に999回告白していた。 記念すべき1000回目の告白を決行するも、見事に玉砕。 天才AI研究者である天…

舞台は現代日本。人智を超えた特殊能力「ギフト」に目覚めた者・ギフテッドは、定められた法により施設・通称エリュシオン（楽園）に集められ、自由と引き換えに自由以外は一生何に困ることは…