「＝神秘」を含む小説

神秘鍵(ソウルギア)。それは太古に魔術師達が生み出した強大な力を持つ武器の数々。それを手にすれば莫大な富と一騎当千の力を有するに等しいとされ、人々の羨望の対象となっていた。 ク…

月は夜空で輝いていた。闇に浮かび上がる月の姿に有史以来人間は様々な事を考え、観察し、推測し、空想を捧げてきた。 天空の鏡、海の支配者、天文学の母、魔女の星、理性の光、狂気の根源─…

登場人物は皆、おとぎ話の住人の魂を宿している以外はふつうの少年少女達。 が、彼らは名前に応じた【神秘】を持たされ、数多くの【契約】を守りながら、互いを【抹消】しなければならなくな…

平民同然の男爵家嫡子にして魔道具職人のローランは、旅に不慣れな勇者と四人の聖女を支えるべく勇者パーティーに加入するが、いけ好かない勇者アレンに義妹である治癒の聖女は心を奪われ、恋…

五月のよくある気持ちのいい日。ひとりで過ごすこと、誰かと過ごすこと、その意味と神秘。神は一日、十分、一秒に宿る。 間テクスト性に興味があります。過去の作品と平行関係をつくること…

ある日の夜。陰キャな男子高校生、足原孝則がベッドに寝転がりつつ、アニメ声優写真集の水着グラビアページを眺めている最中、傍らに置いていたスマホ画面から奇妙奇天烈な筋肉モリモリの小動…

不気味に黒ずみ、乾ききった大地。ときおり、黒みを帯びた靄が低くかかるが、大地に触れると消えてしまう。そして、永遠の若さを約束する血清。ここは「グローバル・デバイド」の世界。現在の…

　ローシーズは精霊だ。『神秘』と呼ばれる、不思議な生き物のひとつ。 　ある日彼女の本体――薄紅の花をつける大樹の下に、一人の青年が花束を置いた。毎日のように彼は訪れ、花を置いて…

君は、神を信じるだろうか 奇跡を、信じるだろうか 夢を叶えるのは善だろうか 欲望を満たすのは悪だろうか 人間に心はあるだろうか 道具に心はあるだろうか 未だに奇跡が根付く、…

　ある奥地の人知れぬ大地に、毎日をいつも退屈に過ごしているイタズラ好きな妖精がおった。 　妖精とはいっても、生まれながらにして大変な力のある妖精で。大抵のことなら何でも叶えてしま…

【ヨハネス・ケプラー】 十七世紀初頭のドイツの天文学者、あるいは数学者。 コペルニクスの地動説を天文学者の立場から初めて支持し、生涯をかけた長期に渡る計算の繰り返しによって〝ケプ…

表裏文（：逆から読むと違う意味の通った文になっている。回文に対して自分で造語した言葉です。）で出来た詩です。2016年12月作。 高校生の時良く聞いていたあるアーティストの「ワニ…

終わることのない全身の痛みを抱えて少女は生きている。 世界は痛みに溢れていると気付いた日、彼女は変わった。 この痛みは、私のものーー

十年前に深愛故に交際相手を殺害した男は、殺人を犯すその時、神秘的な「光」を見た。彼に取材を申し込んだ女性記者は感情のない瞳で、彼の心の奥の「光」への欲求を再燃させる。そして、物語…

一般意志は常に正しい。かつてルソーはそう言ったそうだ。国家を作った目的、つまり公共の幸福にしたがって、国家のもろもろの力を指導できるのは、一般意志だけなんだと……。 ――神秘と…

　神秘の山で育ち、風の声が聞けるという１５歳の王弟アベル。親友の薬剤師と、そして屈強のさすらい戦士や精霊使いの少女と共に、兄と王国の危機を救うため苦難を乗り越え王都をめざす。…

『神秘』。 そう呼ばれた幻想世界の住人たちは、科学の発展とともに消えていった。吸血鬼、妖精、悪魔---世界(神さま)に見捨てられた子どもたち。 魔法大国と呼ばれた悪魔と人間の国…

お前を甘やかす権利を得たな。 プラチナブロンドの短い髪に神秘的な紫の瞳、鍛え抜かれた体躯の武人な美丈夫が甘やかに微笑んだ。 その笑みをみて、やっちまった〜と内心思った。 なん…

伝説の傭兵で戦場の切り札と呼ばれた男。コードネーム・ジョーカー。 架空の歴史を辿る地球で、戦地を仲間達と巡るジョーカーだったが、とある作戦の最中に消息を絶ちＭＩＡ、作戦行動中の行…

神秘を纏う竜の国を襲った突然の地震。 未曾有の災害に動揺する王女ナターシュに救いの手を差し伸べたのは、国交のない北王国の王子を名乗る赤毛の男エドワルドだった。 「北の悪魔」と…