「図書」を含む小説

根暗陰キャ少女と読モ陽キャ少女の小規模な百合 母親の教育により、自らを人間ではなく母親の道具として認識していた中学二年生の少女、山瀬沙和は頼りになると言えば聞こえがいいが、同級…

高校二年を迎える春休み、男らしさを教え込まれ、それを信じていた貴志は、罰ゲームにて女装させられていた（らしい）明に一目惚れする。 しかし、彼女は言った。「僕は男だ」と。 貴志…

運動が苦手な図書部員の二条里は、世界同時多発テロの後に転校してきた内田という名の少女に襲われる。 その運命的な出会いを辛くも切り抜けた二条里はその中で英雄が用いる光を放つ。 そこ…

美人の図書委員長は、ネタバレを先に読んでから本を読み始める派でした――。

『桜の木の下には屍体が埋まっている』 この小説を僕に紹介してくれた彼女は、それこそ桜の花弁のような美しさを有し、今にも消え失せてしまうかのような儚さがあった。 高校の図書室に…

だいたいミネコは微笑みを浮かべていて、その表情がひとを蕩かすときもあれば、怯えさせるときもある。わたしは両方、経験がある。

ぼっちのまりえちゃんが、友達をつくる話です。 今日も一人で、図書室にこもる。このままずっと、私は孤独なのだと思い込む。 『頑張ってきた』『やらなければならなかった』 幼いまりえち…

図書委員のあの子の続き的な話です。

　突然病気でもないし怪我でもないのに病室にいた愛は、怖くなって、母親に電話する。しかし、出ない。友達にも電話しようとするが、この人といった友達が居ない。病室を抜け出して、図書室、…

三年の教室の前を通り過ぎて生徒会室へ向かう。待ち合わせはいつもだいたいそこで、「なんで教室じゃないんですか？」と聞くと、先輩は「ちょっと特別感がない？　教室って開放的すぎるから」…

僕は幼なじみの美少女図書委員長、斎原を護るため、妖（あやかし）を孕んだ一冊の本と契約を交わした。 その本の名は「ストームブリンガー」（マイクル・ムアコック著） 斬ったものの魂を…

Q．恋に興味ありますか？？ A．「全くありません」「全くないよ」 高校の図書室には2人の男女がいた。 その男女はある悩みがあるのだが、世間一般には理解しがたい悩み。 そ…

主人公の純は同じクラスで図書委員の美愛が好きだ。 そんな彼女が突然、転校することになった。 まだ想いを伝えていない。そんなとき、彼女が異世界に行きたがっていることを知る。 そした…

　ごく普通の高校生でアニメオタクの数馬九十九。 　九十九はオタクだからといって引き籠りってわけでも、友達がいないわけでもない。ごくごく当たり前の高校生活を送るティーンエイジャーで…

図書室にいつもいる女の子。彼女のことが気になり、俺は図書室に通っていた。

セーラは、いわゆる不登校の、七歳の女の子。 魔術や神学を教わる学院に入学して半年、教室に入ろうとすると、ひどいめまいに襲われるようになってしまった。 原因は自分でもよくわからない…

僕はたまたまクラスメイトである女子が図書室に自作の小説を隠しているところを目撃する。ゆっくりと進んでいく物語。読者の心の中をそよ風が通り抜けていったような感覚にさせます。

高校3年生の雪花は図書室で春花と出会う。彼の手に持っていた本には、「声劇」と書かれていた。 中学の時演劇部で一緒だった2人。彼らはその青春がかき消されるその時まで、確かに足掻き続…

主人公・九丹島 ミナトは、図書館の玄関ホールに突っ込んできた車に轢き潰されて、無残にもその命を散らす だが、彼の命運は尽きなかった ミナト自身すら知らぬ間に、時間が巻き戻ったのだ…