目の前のユウ
猫田
悒
はっと目を覚ましたそこは、家の近くの病院の病室。なぜ?包帯も巻いていない、どこかが苦しいわけでもない。点滴もされて居ない。じゃあ、なぜ今病室にいるの?何の為にいるの?しかも、この病室には私以外誰も居ない。もっと心細くなる。もっと怖くなる。隣を見ると、置いていたのは青い花。美しく、自信を持ったような。でも、どこか悲しい様な。そんな花が、3輪添えられていた。誰かがお見舞いに来た、ということ?それなら、私はどのくらい眠って居たのだろう。怖い、怖い…震える手で置いてあった自分のスマホを持ち、母親に電話を掛ける。
…………出ない。
もっと怖くなって、ついに私は部屋を飛び出した。落ち着く為に、図書室に走った。
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