「ふと」を含む小説

ふと思い浮かんだ光景などを、書き連ねています。 基本、短いお話をぽつりぽつりと書きます。 本編は第2話　麦の人からです。

日の本の国、日本。極東に位置する小さな島々。 その国では昔から、この世には『八百万の神』…数え切れないほどの神が存在していると考えられていた。 雨を降らせたり、風を起こしたり…

私の趣味は、料理だ。 だからなのか、ふと料理をしたいと思う時がある。 人間は欲深い生き物。 なので、私は欲望のままに料理を作り続ける。 これは、自分のレシピを持たず、ネットや料理…

何気ない高校生活を送る主人公。 卒業はしたものの、「やりたい」ことが 見つからずに、流れるままに大学に入学。 高校時代と変わらず、淡々と過ごす日々の中で ひとりの女性と出会う。…

助かったかも知れない命。 救えたかも知れない命。 私達の日常は。 そんな機会と鉢合わせる事がある。 その時にどうしたかで。 相手の。自分の。 人生は、変わっ…

なんとなく書いてみた話を投稿します。

山域の村で起こった惨劇の話。 クライマックスで残虐な描写がありますので、苦手な方はご注意ください。 ありきたりな設定かもしれませんが、ふと脳内に浮かんだので書いたもの。 和製ホ…

　あなたは二人称小説についての情報を探していた。二人称小説とは何なのか？　いかなる特徴をもっているのか？　書くのは簡単なのか？　そう思っていたあなたの目にふと『あなたもはまる二人…

　根暗でボッチな男子中学生、冬木（ふゆき） 　友だちのいない彼は、いつも1人寂しい学校生活を送っていた。 　 　そんなある日、両親の都合により引っ越すことに。 　昔住んでいた街に…

入学式翌日、異世界系アニメや漫画にボヤキつつ下校する主人公：橋爪ナオキ。 ふと、突然彼は元いた世界とかなり似て…しかし全くおかしな世界に迷い込んでしまう。 それは、これから待ち受…

私が住む街では夏の八月、ひと月かけて塔が建設される。大きな塔だ。高さは数百メートルに達する。塔はひと月かけて建設され、八月最終日、花火大会の夜に崩壊する。私はふと花火を塔の上から…

蜂蜜ひみつ様自主企画。 【てんとれ祭】「1行、100滴、お好きに使って創作トライ！」参加作品 今年から、近所に大学が引っ越してきました。 何か騒々しいなと思っていたら『学園祭』…

日々の生活に疲れ果て、追い詰められて。気づいた時には夢の世界。そこは、夢を叶えた証として大切な人と向かうはずだった紅い紅い塔。何故かそこに、自称ニートなアニキがいて。自作らしい…

病弱な主人公とふと現れた｢そら｣という人が繰り広げる物語。

恋に恋する少女、マリタ・ベルネーリ伯爵令嬢は失恋をして、その傷心を癒すために領地で静かに過ごしていた。 けれど、ずっと首都暮らしをしていたマリタにとって、領地生活は退屈で仕方がな…

誰にだって眠れない夜はある。 それは過去のトラウマをふと思い出してしまったときや 怖いモノを見てしまったとき それからゲームのやりすぎで 目が冴えてしまった時などによく当て…

　友人を介して知り合った女性は、自らを鬼だと言った。なにかの比喩ですか、と尋ねると、女性は眉をひそめて否定した。実際に自分は鬼だというのである。おかしな人だとは思ったが、べつに自…

珍しく雪が降った。学校からの帰りに電車に乗っていると、車窓から見える景色が真っ白に変わっていくのが見えた。ふと私は乗っている電車がいつもと異なるものになっているのにきがついた。六…

──亡霊は何も言わなかった。ただ、呆然と私の方をじっと見つめ続けている。ふと背筋が凍りついて、水溜りがそこにあるかないかなど気にする余裕もないまま、ローファーでコンクリートを蹴っ…

キラキラ楽しそうに浮かぶ、お花。それは『花手水』と書いてありました。 ふと、感じたその気持ちを、詩に……。 そのお店にあった花手水は白くてまぁるい、大きめの深皿にお花たちが仲良さ…